この日の昼食
ニシンそば 次のお寺への途中で小さな道の駅のような施設があり、そこで簡単な昼食をとりました。昨日の食事に比べると簡素ですがこちらへ来ると食べたくなるのがこのニシンそばです。学生時代には、学生食堂で一食45円のニシンそばをよく食べたものです。その頃も、おいしかったですねー。
この度の旅で最後の訪問地になります。今夜で京都シリーズを終わろうかと思っていたのですが、いつもの癖で写真の枚数が多くて収まりきれないようです。最終回は次回と言うことにいたします。
湖東三山の最後は、釈迦山百済寺です。三山のうちもっとも北に位置する西明寺から始まって、南へ下り金剛輪寺、さらに南の百済寺(ひゃくさいじ)へとやってまいりました。数年前から訪ねてみたいと思っていた湖東三山ですが、ようやく念願がかないました。
百済寺は近江では最も古いお寺です。推古天皇の時代に、聖徳太子によって建てられました。当時朝鮮半島の高句麗から来られた高僧、恵慈の勧めでこの地に開かれたそうですが、理由として近江の国は当時の日本の要衝の地だったのですね。やがて平安の世になって都は京都へ移りますが、戦国の時代また信長はこの近くに安土城を築きました。現在の百済寺はわずかなお堂・建物しか残っていませんが、最も栄えた時代には300もの僧坊を抱えた大寺院だったようです。戦国時代、信長に味方しなかったため焼打ちに会い、1か月にわたり燃え続けほとんどすべての建物は燃えたそうです。当時の壮大な伽藍を想像しながら歩きました。今に残されている建物やお庭はわずかですが、それでも素晴らしい所だと思いました。
釈迦山 百済寺
お寺の駐車場に着くと黄色い花が目につきました。ミツマタの花です。
早速受付に
喜見院
建物の裏に回ると池泉回遊式庭園が見られます。
ここのお庭にもショウジョウバカマが咲いていました。ほんの数株だけと言うのがいいですね。
鯉たちがお腹を空かせているようだったので、餌やりを勧めてみました。
これで池を一回りです。
庭の奥から山の斜面を登って行きます。
少し高い所へ登ってくると開けてきて、遠望のできる所へ出てきました。近江の国と琵琶湖が眺められます。琵琶湖の向こう側に連なる比良山系にはまだ白い雪が積んでいるのが見えました。四月と言ってもこの辺りではまだ冬の名残が見られました。
いろいろ詳しい案内板が提示してありましたので、読めたら読んでみて下さい。
ここまでで百済寺の前半とします。