曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

椿の挿し木 2019年春

2019年04月01日 | 日記

今日の花

 

今朝、思いがけず椿の花をたくさんいただきました。早速枝を挿し木にもしました。

 


 この何年か、椿の苗を挿し木で作っています。

椿の樹は挿し木で簡単に増やすことができるので、最近はよそのお家に良い椿があるのを見るとお願いして一枝か二枝いただいてきます。今の時期ですと花が咲いているのでどのような椿なのかよく分りますし、今年もあちこちでいただいた椿を挿し木にしてみました。私の挿し木の方法は密閉挿しと言われるやり方で、ポリポットに川砂を使って枝を挿しますが、そのポットをポリエチレンの袋で覆い、下をセロテープできっちりとトメテ密封状態にします。そのまま3か月何もしないで放置しておくと椿の枝はちゃんと根が出ています。根の出たものは砂から取り出して普通の培養土に植え替えますが、これで挿し木苗の出来上がりです。とても簡単です。

 


最近いただいて来た椿の花

 1.

 

2. 

  

 3.

 

4. 

 

5. 

 

6. 

 

 

今までに何度もこのブログへ載せていますが、密閉挿しの手順を紹介いたしましょう。

1.椿の小枝をいただいて来たところから始めます。

 

2.ポリポットと川砂を用意します。

 

3. 水揚げの済んだ枝に発根剤を付けます。(何もしなくてもいいのですが)

 

4.少し深めに挿します。

 

5. 忘れないようラベルを付けましょう。

 

6. 水をたっぷりかけて挿し穂を砂に馴染ませます。

 

 

7. ポリ袋を支えるための針金を準備します。

 

 

8. ポリ袋を被せます。そして根元をセロテープでとめます。

 

 

9. これでポットの中の挿し穂は乾燥することはありませんので、このまま半木陰においておけば3か月で発根します。直射日光の所へは置かないでください。

 

 

とても簡単で発根率も80%くらい望めます。

このように挿し木して作った椿の苗が200本くらい溜まっています。昨年より種を播いて苗を作ることも始めました。実生苗は開花までの時間が挿し木苗より長くかかります。椿の樹はとても成長が遅いので気長に花の咲くのを待ちましょうね。