今日の花
茶の花
日本人にとってお茶は生活の中で無くてはならないものの一つです。芽が摘まれ加工されてお茶になったものは誰もがよく知っているでしょうが、お茶の木はご存知ですか。ましてや茶の花は人から愛でられることもほとんどないのではないでしょうか。我が家のみかん園には下草に交じって茶の木がたくさん生えています。昔はその茶の葉を取って自家用のお茶にしていたようですが、今はみかん園の雑木として私が草刈り機で刈り払っています。
クリ
クリ拾い
山本柑橘園にはクリ園もあります。その他いろんな果樹があちこちに植えてありじきじきには収穫をしなければなりません。中でもクリ拾いはあまり好きな仕事ではありません。でも放っておいて腐らせるのももったいなくて仕方なく集めて持ち帰ります。(ほんとのことを言うとほとんど女房が拾いにいっています。) 販売するほども量がないのであちこちと配っておしまいです。我が家のクリご飯はコメ粒よりクリの方がたくさん入っていることがよくあり、女房に「我が家は貧しいからお米の節約かい。」とつぶやいてしまいます。でも奥さんがクリご飯をつくるのには大変な労力と時間がかかっているので、それを思うと悪口を言っちゃあいけませんね。クリ拾いは嫌いでも、クリご飯は大好きです。
クリは大方終わりましたので次は柿です。
狂い咲きの桜
毛虫に食われて葉のほとんどない桜の木に白いものがちらほらと見えます。思わず車を止めて見上げれば花です。夏の猛暑・干ばつが桜の季節感を狂わせたのかもしれません。花の後ろに映っている蕾か新芽もやけに膨らんでいるような気がしますがこの冬は無事に越せるのでしょうか。
先日、ムラサキシジミとムラサキツバメの写真を載せましたがあの日はうまく翅を開いてくれませんでした。角度が万全とは行きませんでしたがきれいな紫色を披露してくれました。
今日は、12日に撮影したアサギマダラの卵がどうなったか気になって生息地の山の中へ行ってきました。ほとんどの人は蝶の卵や幼虫は見たくないかもしれませんが、そこは我慢して見てください。めったに見ることのできないものですから。
黒いのが目でそちら側が頭で上側がお尻になります。お尻の斜め後ろに卵の殻の跡が写っていますがわかりますか。生まれてすぐに幼虫は自分の卵の殻を食べます。
右端上の方に丸く葉をかじった跡が見えます。
幼虫の近くに食べ痕の丸い穴が2つありました。模様がはっきりしてきたのでたぶん2齢だと思います。(この幼虫は飼育観察用に家に連れて帰りました)
最後に、我慢して見ていただいたお礼に美しいアサギマダラの群れの写真をご覧にいれます。
季節外れのアザミにメスの群れが集まっていました。
こちらは藤袴の花で一つの花に3頭ものオスが集まっています。
アサギマダラのことばかりで申し訳ありません。この時期にはどうしてもこの蝶になってしまいます。今日新しい幼虫を連れ帰ったので飼育がうまくいったら来年の春早々に美しい姿が見られます。
トウワタの花
トウワタについていろいろ詳しいことを知ったのは昨年の秋のことです。数年前から家の周りの道路端にこの花が咲くようになりました。でも名前も知らず、ただ眼に映る風景の一部でしかありませんでした。
昨年の秋我が家の周辺に迷蝶カバマダラがやって来ました。初めて見る南国の蝶に私も興奮し新聞社に来訪のことを知らせたり図鑑やネットで調べたりでカバマダラとトウワタの関係を初めて詳しく知ることとなったのです。トウワタは中南米の原産で今は熱帯・亜熱帯を中心に世界中に広がっているそうです。今年は家の周りにトウワタをたくさん生やしてカバマダラの再来訪を期待していたのですが、光市の方にはたくさんやって来たようです。町の中で1頭のカバマダラが飛んでいたのは見ましたが今のところこちらにでは繁殖に至っていないようです。
モンキアゲハの幼虫
モンキアゲハの幼虫とクロアゲハの幼虫はよく似ています。体の後ろの方にある2本の帯が真ん中で離れているのがモンキアゲハです。繋がっているのはクロアゲハです。この幼虫はカラスザンショウの木についていました。
ナミアゲハの幼虫
ナミアゲハの幼虫に寄生蜂
寄生蜂の抜け出たナミアゲハの蛹
ナミアゲハの幼虫の写真を撮っていたらちょうど寄生蜂がくっついていました。(2枚目の写真です) 写真を撮るときには寄生蜂のことには気付かなかったものですから蜂にはピントが合っていません。3枚目の写真は寄生蜂に食われて死んだナミアゲハの蛹です。我が家の周りにはミカンの木がたくさんあるためアゲハがいっぱいやって来ます。その幼虫に寄生しようと寄生蜂もたくさんいるようです。
寄生蜂について
我が家の庭にレモンの木がありますが、この木には毎年アゲハ の幼虫が沢山発生します。そのうちの幾つかが蛹になり、幾つかが蝶になり、巣立っていきますが、中には蛹のままで、羽化しないものもあります。よく見ると蛹に小さな穴があいていて、中が空洞になっています。これらは寄生バチに卵を体内に産み付けられたものであることが分かります。卵からかえった蜂の幼虫は、生きたアゲハの幼虫の体内を食い荒らし、やがて1人前の蜂になって飛び出して来るわけですが、アゲハの幼虫のほうは、なんか体の具合が悪いなあと思ってると死んでしまうという訳です。卵が産みつけられる時期が、アゲハの幼虫が、終齢幼虫に近いかどうかによって、幼虫から蜂の成虫が出てくるのか、蛹から出てくるのかが決まるようです。
この話、よく考えてみると恐ろしい話ですね。人間でも、昔はよく寄生虫(回虫)の話が出てきましたが、これは人間の腸の中で栄養を盗むだけですから特に実害はありませんが、昆虫の寄生は、宿主(アゲハ)の体そのものを内側からバリバリ食べていくわけですからたまったものではありません。ただし、寄生者(ハチ)は腸や神経といった宿主の生存に直接関わる部分には全く手を付けないといいますから、すごいですね。
人間で言えば、猫やネズミが死んだ人間からはい出てくるようなものですね。シリーズものの、あの映画「エイリアン」は昆虫の寄生からヒントを得たのでしょうか。
上記の説明文は寄生蜂のことをよく知らない人のためにある人から借りてきたものです。
家族紹介
三男のネコ、ソックス
今日、ソックスは10日ばかりの家出から帰って来ました。ネコ兄弟の中で最も人好きなネコです。お客さんが来るとどこともなく出てきて足元にじゃれつきまわり、ネコに馴れない人はびっくりします。名前の由来はいかにも白い靴下をはいているように見えるでしょう。
庭のフジバカマ
我が家の庭にやって来て何年になるでしょう、おそらく20年以上経つような気がします。昨日のススキ同様秋の七草の一つです。野生のフジバカマは準絶滅危惧種に指定されているように野山や町中でほとんど見ることはありませんが、このフジバカマはたぶん園芸種としてつくられた品種ではなかろうかと思っています。繁殖力は非常に旺盛で他の花を駆逐しては範囲を広げています。株を増やすのは大変容易で、春に地下茎を数センチずつ切ってポットにさしておけば秋までには小さいながら花を付けるような立派な株になります。毎年20株くらいポットで作って花の好きな人に配っています。この花はアサギマダラを始めいろんな蝶がたくさん集まって来る不思議な花です。
ノウタケ(脳茸)
今日はみかん園の側の草の中で珍しいキノコを見つけました。形と言い色合いと言い食パンが草むらに落ちているような不思議な姿のキノコです。友達がすかさず脳茸だって教えてくれました。若いキノコは食用になるそうです。お汁に入れるといいだしが出るそうですが捨てて帰りました。私としては初めて見たキノコなので中も見たいと思い半分に切ってみました。下の写真がそれです。
中は真っ白で、ふかふかに柔らかな感じでした。料理するとどんな味でどんな食感なのだろうかなとちょっぴり気になりました。
母猫のおっぱいに集まる4匹の子猫達 (2007年/09/05)
家族紹介としてネコたちの紹介を始めましたが只今残りの2匹が家出中で写真が撮れません、とりあえず3年前の子猫の時の写真をお見せします。
一番奥の猫がシロなのは見ればすぐわかりますが他の3匹は母ーさん似でみな似たような模様なのでどれがどの猫かわかりにくいと思います。一番手前が昨日登場のロングです。中の2匹はまたご紹介いたします。
ススキ(尾花)
ススキは秋の七草の一つ。春の七草は語呂が良く全てすらすら言える人は多いけれど、秋の七草を間違いなく言える人は少ないですね。女郎花、尾花、桔梗、撫子、藤袴、葛、萩の七つです。今日は海岸に生えたススキに私の町のシンボルともいえる嵩山(だけさん)を背景として撮ってみました。
ムラサキシジミ
ムラサキツバメ
昨日と今日とで同じ場所で撮った写真です。ムラサキシジミとムラサキツバメの似た者同士が一緒に飛びまわっていて写真に撮ろうとしている私にとっては大変紛らわしいことです。ムラサキツバメのほうがムラサキシジミより少し大きくて、最も大きな違いは後翅にちょろっと小さなしっぽのようなものが付いているかいないかの違いです。ムラサキツバメの後翅のほうにしっぽがあるのですが長く飛んでいるうちに両方とも取れてしまった個体もいます。そうなると私のような素人には判別ができません。この二種類の蝶は翅を閉じてとまっていると真に地味ですが翅を開くと、ともに紫色の大きな斑紋がありとてもきれいです。でも今日は出し惜しみでしょうか、少しだけ開き始めるのですが全部開いて見せてくれませんでした。残念 !
家族紹介です
ネコの「ロング」
先日ネコの「シロ」を紹介しましたが、この猫は名前を「ロング」と言いましてしっぽが大変長くてカッコいいのです。4匹兄弟の長男格です。他の猫同様、私の仕事を邪魔するのが大好きですが一番行儀がよくて、歩く姿も「カッコいいね」とよく褒められます。他の猫たちと違って生魚は食べません。キャットフードが一番好きのようです。
ツメレンゲ
花が咲くまでもう一息でしょうか。花が咲くころにもう一度行ってみようと思っています。
今日はクロツバメシジミを探しに伊崎に行きました。小さな集落を通り過ぎて岬に向かうには高い崖を降りなければなりません。崖の岩場には気持ちほど削り取った足場とロープが張り渡してあって楽に行けるところではありません。その崖の途中に生えていたツメレンゲです。
トビ
カラス、スズメ、ハトなどとともにトビは比較的身近な鳥です。トンビが空高く円弧を描いて飛ぶ風景は私には秋らしく感じられるのですが、季語にはならないようですね。今度専門家に聞いてみましょう。
今日も蝶を撮りに出かけたのにお目当てのクロツバメシジミは見つけることができず、むなしく崖の下から空を見上げれば数日前と同様鳥の姿が見えるではありませんか。前回ヒヨドリがうまくいったので、またトビに向かって連写してみました。飛び方がゆっくりしているのでカメラで追うのは難しくはありませんでしたが背景に電線が入ってしまい残念です。
最後はやはり蝶で
ウラナミジャノメ
逃げる蝶を追っかけて追っかけてやっと草むらの中に止まったところを一枚だけ撮らせてもらいました。この蝶が今頃まで飛んでいるのは珍しいことなんだそうです。
秋明菊
先日コスモスを載せましたがこの花は雰囲気がコスモスに似てなくもない気がします。台所から庭を眺めているとこの花が風にゆらゆら揺れていてやはり秋を感じさせてくれます。ピンクのほか庭には白の秋明菊も咲いています。私はどちらか言うと派手好きなところがありましてこの花が大好きというわけではありません。でも女房の好きな花なので大事にしています。
極早生みかん
どちらかと言えば趣味に生きている私ですが、日々まじめに仕事もしています。前に花を見て季節が暦より遅れていると書きましたがみかんの成熟もかなり遅れています。平年なら10月の初めごろから食べられる極早生みかんですが、今年は今日はじめて少しばかり収穫しました。
収穫されたみかんはすぐに箱詰めされて夕方にはクロネコさんのトラックに乗ってお客様のところへと旅立ってゆきました。
これから春まではこういうことが私の主な仕事となります。チョウチョさんもシーズンオフになりますしまじめに働けということでしょうか。
ついでに、みかんを作ったことのない人には舞台裏のことがわからないと思いますので、少しだけ楽屋を写真でお見せしましょう。
ヒヨドリの食害
先日ヒヨドリの飛翔写真をお見せしましたが、今年はヒヨドリの飛来数が大変多く私たちみかん農家は大変困っています。彼らは来年の春北へ向かって旅立つまでみかんやその他柑橘類を食べ続けます。もっとも癪に触るのはこの写真のように実を全部食べないで少しずつつついては次へ移るという食べ方です。ヒヨドリに関してはまたいつか特集を組みたいと思います。
カラスの食害
ヒヨドリが東の横綱ならカラスは西の横綱です。被害の大きさはどちらともいえません。ただ、カラスは鳥の中で頭の良い鳥ですので失敗は繰り返えさないし脅しも効きます。したがってカラスの嫌がることをすればやがて来なくなります。でもヒヨドリには嫌がらせや脅しは全く効きません。困ったものです。
夜蛾の吸い痕
小さな穴が開いていてそこを中心にして実が腐り始めています。これはとまると木ノ葉のような形をした蛾(名前は忘れました)が夜間に出てきて果汁を吸った痕です。今年はこの蛾が大発生したらしく、とくに山林に接したミカン園は被害がひどかったようです。
まだまだ、断りもなしに勝手にみかんを食べて行く輩はたくさんいます。タヌキ・イノシシ・カメムシ・その他大勢。
全国的にそうですが我が家でも今年のみかんは作柄が裏にあたり生産量がかなり少ないようです。でも夏場の好天と干ばつで小ぶりながら味の濃い甘いみかんができつつあります。(現在進行形) ご期待ください。
最後にお休みのはずの
またまたアサギマダラ
この蝶は我が家の一員みたいなもので毎年この時期に帰って来ます。昨日までは1頭でしたが今日は2頭やって来ました。
お詫び
このブログの閲覧者の中に私がブログをgooで始めたことにご不満をお持ちの方がいらっしゃったようです。「なぜgooなんねー」の声がありました。誠に申し訳ないことです。ブログに関する知識が乏しくて実は何でもよかったのですが、私の愛読している蝶のブログがたまたまgooでしてそれを見ててそのままブログの開設をクリックしてしまったわけです。
よくみんな言うじゃないですか 「さいしょはグー。・・・・・ポン」 ということでお許しを !
また、開設早々メールをいただきました。ありがとうございます。
作ることに精いっぱいでまだご返事にまで余裕がございません。いましばらくご勘弁のほどをお願いします。
クサギナの実
うちの娘が大学で染色のことを勉強しています。昨年の秋には草木染めの原料としてクサギナの実がたくさんいるのだけど学校の周りにはあまり生えておらず足りないから家から送ってくれないかと連絡を受けました。どこにでも生えている珍しくもない植物だけどいざ実を集めるとなると探さなくてはなりません。女房と二人であちこち探しながらずいぶん集めて回ったものです。
クサギナは8月から9月の初めごろにかけてたくさんの地味な白い花をつけます。花にはアゲハ蝶の仲間がたくさん集まって来ますがなぜか黒いアゲハが多いようです。クロアゲハ・モンキアゲハ・ナガサキアゲハなどを多く見かけます。地味な花に比べて写真のように実の方がよほど花らしい華やかさを持っています。小鳥たちにさあ食べて頂戴と呼びかけるためでしょうか。
本日、庭のフジバカマに来た アサギマダラ♂
昨日に引き続きアサギマダラです。一昨日の初飛来の時は人に馴れてないのか人影を見るとすぐに飛び去って行きました。今日は少し馴れてもらうために少しづつそっと近寄り、蝶のお仕事を邪魔しないように静かにカメラを構えて撮らせてもらいました。ただ今日は天気が悪く明るさが足りないため今一つ鮮やかな色が出ません。浅葱色の前翅は透明で重なりがはっきり透けて見えます。
まだ蕾の多いフジバカマも日増しに花開いてきます。これから月末にかけてたくさんのアサギマダラがやって来ることでしょう。
アサギマダラの幼虫
昨日卵の写真を載せたので今日は孵化してあまり日の経っていない小さな幼虫の写真をお見せしましょう。小さくてももう立派な角が生えています。大きさは10mmくらいでしょうか。
山でこの写真を撮った後、飼育のため家に連れて帰りました。
その飼育記録はいずれ少しずつ紹介いたします。
気候はいいしお腹はいっぱい、みかん畑で熟睡しているシロ
少しずつ家族紹介をいたします。もちろん紹介を拒む者もいますので、出来る者だけということでご勘弁ください。本日の初登場者は3歳の白猫です。お父っつあんの血を濃く引いてそっくりの純白猫に生まれました。ネコ4匹の兄弟ですが格としては二男坊といったところです。長男に喧嘩を売ってはいつも負けています。傷が絶えません。抱っこされるのは大嫌いで抱き上げるとすぐどうやって手を振り解こうかと身をもがきます。そのくせ私の後をついて歩くのは大好きです。
コスモス
秋を感じさせてくれる花ですね。
秋といえば風、その風のそよぎに乗ってゆらゆらとコスモスが揺れている。ススキも揺れる。セイタカアワダチソウも揺れる。
子供のころにはコスモスとはうすいピンクの花と思っていました。
近頃は黄色・山吹色・オレンジ色なども加わってカラフルになりました。
昨日我が家の庭に来たアサギマダラ
待ちに待ったアサギマダラが庭のフジバカマにやって来ました。平年より10日くらい遅れているような気がします。フジバカマの花が咲くのが今年はかなり遅れているので仕方のないことかもしれません。
そこで、今日は天気も良く蝶日和なので山にアサギマダラを見に行ってきました。もうシーズンになっているのに、向こうがなかなか降りて来ないのでこちらが行くしかないかと出かけてきました。
アサギマダラ
本日撮った山のアサギマダラです。なかなか精悍な顔をしていますね、後ろ羽に黒い紋があるのでオスです。かなりの数のアサギマダラを見ることができ満足しました。
アサギマダラの飛翔
アサギマダラは花に止まっている姿も美しいですが、飛ぶ姿はもっときれいで他の蝶にない優美さを持っていると思います。でもその優美な姿を写真にとどめるのは至難の技で素人の私にはなかなか上手くいきません。上の写真はカメラを持った私をからかうように遠ざかって行くアサギマダラです。そして下の写真は上空高く舞い上がって姿を消そうとしているところです。そのさらに上空を矢のように飛んでいるのは先日掲載したヒヨドリです。どちらの写真もややピンボケでごめんなさい。
アサギマダラの卵
谷に生えているキジョランの葉を一枚々々ひっくり返して葉裏をようく見てゆくとありましたありました。アサギマダラのたぶん産んだばかりの卵だと思います。砲弾のような形をしていて縦襞があり真珠というかオーロラというか輝いているようです。谷間の薄暗い森の中でじっと孵化を待つのでしょう。専門家に問い合わせたところ、今の気温だと孵化するのに10日くらいかかるでしょうとのことでした。一週間したらまた見にゆかねばなりません。
パパイヤの実
本日のテーマと何の関係もありませんが最後は我が家のパパイヤです。今年は苗の植え付けが遅れ今日現在まだこんなに小さい実しかつけていません。もうすぐ寒さがやってくるというのに
パパイヤ ガンバレ!!
かもめ
今朝所用があって島の東部東和地区へ出かけました。大島の幹線道路は海岸沿いに作られていますので海を眺めながら車を走らせていましたが、最初に目に入った光景は今を盛りとする秋イリコ漁の漁船です。思わず車を止めてカメラを構えてみると、ちょうど網が絞り切られたところのようで、遠くてよく見えませんがきっと船に乗る漁師さんたちはイワシを逃がさないよう慎重にすくい上げているところだろうと思います。カモメ達はおこぼれを頂戴しようとずうずうしく船の側へ集まっています。でも、漁師さんたちは彼らには目もくれずとれた魚に夢中になっているのでしょう。
海鵜
少し走って次に目に入ったのは岩礁の上で羽を広げて日に干している海鵜の姿です。時々見かける光景ですがちょっぴりユーモラスな姿にシャッターを押したくなりました。前のイワシ網の写真もこの度の海鵜も何せ距離が遠く本日望遠を持ってこなかったのが悔やまれました。
渡りのヒヨドリ
さらに行くと、海岸で渡りの途中であろうヒヨドリの群れに出会いました。多くの渡り鳥は旅する時大きな群れをつくります。壮観ですね。夏を北国で過ごしたヒヨドリたちは毎年今頃暖かくて食べ物の豊富な南国を目指して南下してきます。このまま大島に居つくもの、さらに南を目指すものいろいろありますがこの群れはどうするのでしょうね。私たちみかん農家にとってはヒヨドリは目の敵です。柑橘類が大好きで園主に断りもなくみかん園に入って食べ放題です。今年のミカンは作柄が裏にあたり結実量が大変少ないのですがこの上ヒヨドリの大群に訪問されてはたまったものではありません。
人は昔から大空にあこがれ、鳥たちのことを羨ましく思ってきました。私も子供のころ空に憬れ飛行機のパイロットになりたいと思ったことがあります。中学のころには近視になりいつしかそんな夢は砕け散ってゆきました。
頭上を舞う鳥たちは美しく青空を背景に朝日を浴びて輝いていました。この瞬間を止めてみたいと夢中でシャッターを切りましたが、私は鳥をあまり撮ったことがなく、しかも望遠は持ってきていないとなると大したものは映っていないだろうと期待はしていませんでした。でもパソコンで編集してみると100mmでも鳥の姿は結構よく映っていて嬉しくなりました。
今日は何の日、そうです10月10日は「目の愛護ディ」です。
私は今年になって白内障を患いよく目の見えない半年を経験しました。終いには路上で車を転がしていても次の信号が見えない、新聞は目をくっつけるようにしないと読めない、蝶の写真を撮りに行っても蝶がどこにいるかわからない。ついに意を決して手術してもらうことにしました。私の恩師の息子さんが眼科医をしているので相談したところ快く手術を引き受けてくださいました。8月に両目の手術をしていただいたところ子供のころの視力を回復した程良く見えるようになりました。本当にありがたいことです。愛護ディだけでなくずっと目は大切にしていきたいですね。