狂い咲きの桜
毛虫に食われて葉のほとんどない桜の木に白いものがちらほらと見えます。思わず車を止めて見上げれば花です。夏の猛暑・干ばつが桜の季節感を狂わせたのかもしれません。花の後ろに映っている蕾か新芽もやけに膨らんでいるような気がしますがこの冬は無事に越せるのでしょうか。
先日、ムラサキシジミとムラサキツバメの写真を載せましたがあの日はうまく翅を開いてくれませんでした。角度が万全とは行きませんでしたがきれいな紫色を披露してくれました。
今日は、12日に撮影したアサギマダラの卵がどうなったか気になって生息地の山の中へ行ってきました。ほとんどの人は蝶の卵や幼虫は見たくないかもしれませんが、そこは我慢して見てください。めったに見ることのできないものですから。
黒いのが目でそちら側が頭で上側がお尻になります。お尻の斜め後ろに卵の殻の跡が写っていますがわかりますか。生まれてすぐに幼虫は自分の卵の殻を食べます。
右端上の方に丸く葉をかじった跡が見えます。
幼虫の近くに食べ痕の丸い穴が2つありました。模様がはっきりしてきたのでたぶん2齢だと思います。(この幼虫は飼育観察用に家に連れて帰りました)
最後に、我慢して見ていただいたお礼に美しいアサギマダラの群れの写真をご覧にいれます。
季節外れのアザミにメスの群れが集まっていました。
こちらは藤袴の花で一つの花に3頭ものオスが集まっています。
アサギマダラのことばかりで申し訳ありません。この時期にはどうしてもこの蝶になってしまいます。今日新しい幼虫を連れ帰ったので飼育がうまくいったら来年の春早々に美しい姿が見られます。