柿ぴーのつれづれ日記

食べるの大好き,旅行大好き,お菓子作り大好きな柿ぴーの日記(-△ー)ノ

辻井伸行 日本ツアー2020“バラード”

2020年02月09日 | コンサート・観劇など
『辻井伸行 日本ツアー2020“バラード”』のため大阪のザ・シンフォニーホールへ。



日は倉敷と違って良席が取れましたのでね もう「ウッホホーーーイ」でございますよっなんと一番前のちょい下手という、辻井さんのお姿はもちろん手元もバッチリ見える抜群の席をゲット出来ましたのでね もうワクワク以外にないんでございますよっ、と

席に着いてしばらくし、待ちに待った辻井さんが登場 辻井さんが椅子に座り皆シンとなって、いざ「弾くぞっ」って瞬間に誰かが物音を立てたので、辻井さん仕切り直し

私自身については、今日は一番前の席なのでわりと周りの環境は良いはず。。。(少なくとも前がいないんで)
んが
演奏が始まると隣の女性がすげー体でリズムとる人だった私は視界の端だからまだいいけど、後ろの人は鬱陶しかっだろうなぁ。「寝落ちしてる」って思うくらいの揺れだったので、時々チラ見で確認したほどだったわ。「ガクッ」って見えるくらい大きくリズム刻むんだよね(^^;)

ま、それはさておき。
やっぱ倉敷と比べると段違いで良かったわ
かぶりつきで視界良好だったので余計に最高だったのではありますが、やっぱ音響のいいホールで聴くと良さが倍増どころか5倍増、いや10倍増くらいの違いがありましたのでございました。(あくまで今回のリサイタルにおいての倉敷とザ・シンフォニーホールの違いでございます)。

シューベルトは音の深みをすごく感じたのですが、特に第3番において深みをより強く感じて“ジーン”ときましたですよ。

スクリャービンはかっこ良かったですねー そしてすんごい迫力

倉敷はそんな前の席じゃなかったから分からなかっけど、辻井さん、汗飛ばしながらの渾身の演奏だったですビックリマーク

そして岡山ではなかった「ブラボー」。いいですねー、こういう反応

そして休憩を挟んでのショパンは、もう何も言うことなんてないよね。
「圧巻」の一言でしょう。

アンコールは岡山と同じだったね。



2曲目の菅野さんのは、やっぱり東日本大震災を思い出すなぁ。私、倉敷の時は初めて聴いたと思ったけど、実は天皇陛下の祝賀コンサートの曲だったから初めてではなかったんだよね。あとで分かって岡山の記事は追記で修正したけど。そしてこの作曲者の菅野さんが東日本大震災復興ソング「花は咲く」を手がけた方だったというのを、記事を修正するとき知ったんだよね。同じ人の作曲だから、やっぱなんか同じDNAみたいなのがあるんかなぁ。

そうそう、このアンコールの時、誰か鈴鳴らしてたわ、、、、しかも「チリンチリン」程度じゃなかったね、、、

最後の「革命のエチュード」は、やっぱり拍手が鳴りやまない間に、間髪入れずに始まった。何回聴いても凄いわ

それから、2日前に倉敷で聴いたということもあってどうしても比べてしまうんだけど、今回は辻井さんも乗れたんじゃないですかねー。聴衆の反応も熱いしホールの響きもいいし
実際演奏のクオリティも倉敷より良かったしね。

あと一番前だったからこそ感じた事。これは何も辻井さんに限った事じゃないだろうけど、ほんとに「渾身」の一言。見ててもう、「体に気をつけて、ずっと健康でいて、そして思う存分ピアノを弾き続けてね」と願わずには、祈らずにはいられない気持ちになった。

そして家に帰って風呂の湯に浸かりながら、今日のリサイタルについて思いを馳せた。何故辻井さんの演奏にこんなに感銘を受けるんだろうと、、、、

初めてテレビで辻井さんの演奏を聴いた時、泣けた。辻井さんの自作曲だったんだけど、何で泣けたのかは自分でも分からない。ただ、とても美しい、美しすぎると思った。もし天国というものがあるなら、そこにいる天使が辻井さんを通して自分達の奏でる音楽を聴かせてくれていると思った。

そして今日、この感銘は何なのかと改めて考えてみた。普通、感動するとかそういうのは、地獄を見るような状況を乗り越えた人の 人の心のひだをえぐるような、そういうのが感じられる演奏とかなら分かりやすいと思うんだけど、辻井さんのはそういうのとはベクトルが違うんだよね。

辻井さんはかなりな時間をピアノと過ごしてるよね。それは生まれつきの盲目によるところが大きいとは思うけど。そして彼自身「ピアノは友だち」と言ってるけど、恐らく辻井さんにとっては「友だち」といっても「ソウルメイト」みたいなものなんじゃないだろうか。そして、そのピアノに対する思いについて、お母様や先生、今ではスタッフの方々が与えた惜しみないサポート。そういうピアノに対する真っすぐで誠実な、辻井さんを含めた全て人々の思いが伝わるから感銘を受けるのかしらん?などと、考えてしまった。。。

まぁ、そんな理由なんて、どーでもいいんですけど。。。。こんな人がいるんだなぁって、しみじみ感動なのでございます。

辻井さん今後どういう活動をするんかなー。今の路線で行くのかなー?何かの記事で、なかなか助言されることがないので、そういうのはありがたいって言ってた様な記憶があるんだけど、何か月かだけでも留学したりとかしないのかしらん?ま、エイベックスの方針もあるよね。まだ若いから色んな選択肢があるよねー。どうなるにせよ心から応援するし、彼の幸せを願うのであります。

そして次は来月に読響とのコンチェルトがあるんでね。これまた楽しみにしてますよっ

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