晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※文章や写真の無断転載は禁止!

京菓子司 甘春堂「京若紫」

2008年05月29日 | 日記
2008年4月1日に、京都駅ビル地下1階に「京名菓 匠味 (たくみ)」がオープンしました。
京菓子のセレクトショップで老舗のお菓子を1個から好きな量だけ気軽に買えるという、観光客にはありがたいお店です。

私は、5月に訪れた際、京菓子司 甘春堂「京若紫」を買いました♪





もっと良いお皿と背景があればよかったのですが。
かわいい包みでしょ。




包みを開けると・・・



こんな感じ☆
『源氏物語』に登場する紫の君(のちの紫の上)の幼い愛らしさを彷彿とさせる優しい色です。




半分に切ったところです。
中は、白味噌あんが入っています。
柚子風味の求肥に包まれて、もっちり美味しいお菓子でした。





包みには、和歌がプリントされています。


 手に摘みて いつしかも見む紫の
   根に通ひける 野辺の若草



『源氏物語』第五帖 若紫(わかむらさき)で光源氏が詠んだ歌です。

●紫=光源氏が恋焦がれる女性・藤壺の宮を連想。紫色は“紫草の根”を染料とする。
●根に通ひける=藤壺の宮と血縁関係がある。
●若草=幼い紫の君のこと。 紫の君は、藤壺の宮の姪にあたる。


歌の意味:
この手に摘みとって早くみたいものだ。
紫草の根<=藤壺の宮>にゆかりのある野辺の若草<=紫の君>を。





HP『花橘亭~なぎの旅行記~』に戻る> <コメントをくださる方は掲示板へ

私のamazonストア「オススメ本と読みたい本リスト」もご覧下さい。
通常のamazonでのお買い物のようにご利用いただけます。
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする