晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
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【佐賀県唐津市】 『サーガ!!! on ICE』コラボ商品 開花堂「さよ姫」

2017年03月25日 | 【YOI】長谷津・聖地巡礼
佐賀県×「ユーリ!!! on ICE」、『サーガ!!! on ICE』
コラボ商品のひとつ、開花堂「さよ姫」のこと。



勝生勇利、
ヴィクトル・ニキフォロフ
ユーリ・プリセツキー
マッカチン が揃ったパッケージが嬉しいです。
そして十二単姿の「さよ姫」も!




中には”唐津の海をイメージした、貝殻の形の干菓子”が入っているのでした。
口に入れるとほろほろと溶ける優しい甘さ。

おいしかったです。

※食べる前に撮った干菓子の写真を誤って削除してしまいました。
後日、お干菓子の写真を追加いたします。




箱は継紙(つぎがみ)っぽいデザインで
様々な和歌が印字されています。

人麻呂、大伴家持、式子内親王の和歌が…。


紫式部の和歌
「ほととぎすこゑまつほどはかたをかの
 もりのしづくにたちやぬれまし」も!


紫式部の和歌をいれてくださるならば
佐賀県唐津市にちなんだ和歌
「あひ見むと思ふ心は松浦なる
 鏡の神や空に見るらむ」
があると嬉しいです。

※松浦なる鏡の神=鏡神社のこと




商品名の「さよ姫」は、
日本三大悲恋物語のひとつ「松浦佐用姫物語」にちなみます。


 松浦佐用姫(まつらさよひめ)とは

唐津駅総合観光案内所でいただいたパンフレット
「まだまだ知らなかった唐津の魅力を再発見! 唐津道」から引用。

その昔、百済に出兵する大伴狭手彦と、地元豪族の娘、
佐用姫は恋仲になりました。狭手彦の船が百済に向けて出航すると、
佐用姫は鏡山の上から領巾(ひれ)を振って見送りました。
船影を老い、呼子加部島に渡った佐用姫は、いよいよ船が
見えなくなると、泣き崩れ石になったという物語です。




 『万葉集』には松浦佐用姫のことを詠んだ歌が六首も!

 遠つ人松浦佐用姫夫恋に 領巾振りしより負へる山の名 (大伴旅人)

 山の名と言い継げとかも佐用姫が この山の上に領巾振りけむ (大伴旅人)

 万代に語り継げとしこの岳に 領巾振らけらし 松浦佐用姫 (大伴旅人)

 海原の沖行く舟を帰れとか 領巾振らしけむ 松浦佐用姫 (山上憶良)

 行く舟を振り留みかねいかばかり 恋しくありけむ松浦佐用姫 (山上憶良)

 音に聞き目にはいまだ見ず佐用姫が 領巾振りきとふ君松浦山 (三島王)




 鏡山には松浦佐用姫像が!


鏡山の山頂には領巾(ひれ)を振る佐用姫像があります。
松浦佐用姫伝説から鏡山は領巾振山(ひれふりやま)とも呼ばれています。

鏡山の展望台から眺める景色もオススメ!






そんなわけで、開花堂「さよ姫」のご紹介でした。



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