平安時代好きブロガー なぎ です。
平安京の正門だった「羅城門」は、朱雀大路の南端…平安京南辺の九条大路の中央南側に建てられていました。
現在、JR京都駅 烏丸口にある駅前広場の東側には「羅城門」10分の1 復元模型が に屋外に設置されており自由に見ることができます。
2022年5月の夜、「羅城門」復元模型を訪ねました。
あたりは暗かったのですがライトアップされていて綺麗でした。
京都駅前のシンボル 京都タワー と 平安京のシンボル 羅城門
現代と平安時代が交錯するのがおもしろいです。
ところ変わって
京都市南区唐橋羅城門町にある唐橋羅城門公園(旧 唐橋花園児童公園)には羅城門遺址の碑があり「源氏物語ゆかりの地 説明板 No.27 羅城門跡」が設置されています。
※唐橋羅城門公園は実際に羅城門があった場所とは若干ズレているのだそう。
(↓ 写真は2008年に撮影した唐橋羅城門公園。現況と変わっている可能性が大いにあります💦)
「源氏物語ゆかりの地 説明板No.27 羅城門跡」より
羅城門跡
平安京のメインストリートである朱雀大路の南端に設けられた、都の表玄関にあたる大門で、この門を境に京の内外を分けた。弘仁七年(816)に大風により倒壊し、その後に再建されたが、天元三年(980)の暴風雨で再び倒壊した後は再建されることがなかった。11世紀前半に藤原道長が法成寺造営のため、門の礎石を持ち帰った記述が『小右記』にあり、この頃には門の礎石や基壇のみの姿となっていたと思われる。
付近の発掘調査では、羅城門に関わる遺構は見つかっていないが、東寺の木造 兜跋毘沙門天立像(国宝)や三彩鬼瓦(重要文化財、京都国立博物館寄託)はこの門にあったものと伝えられている。
平成二〇年三月 京都市
※なぎ注:一部の漢数字を算用数字に変えて表記しました
そういえば、
2019年9月12日に毎日新聞の記事で
平安京「羅城」と「九条大路」を初確認 南端の位置が確定
と報じられたことが思い出されます。→当時の記事
❝都の内外を隔てる築地(ついじ)塀「羅城(らじょう)」の跡を初めて確認したと発表した。都の最南端を東西方向に貫く九条大路の跡も初めて見つかった。平安京に羅城があったことが証明され、研究者の間で異なる意見があった南端の位置も考古学的に確定し、埋文研は「平安京の実態を知る上で画期的な成果」としている。❞
とても興味深いです!