京都大阪からお伊勢参りのため普請された街道。
今はそれぞれの集落に住む人々の生活の場だ。
それでも住人たちはここがかつての賑わいの場であり、
歴史の道であることを誇りに思い、大事に思っている。
そして自分たちの生活と住んでいる場所を守り続けていきたいと
考えている。
何人かの住人に話を聞きながら、そのことをしみじみ感じた。
一見錆びれた過疎の地域だが、自分も半分は過疎の地に住んでいる身なので、
田舎に住むことの大変さと季節の移ろいを身に感じながら生きることの
有難さが身に染みた小さな旅だった。
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