連れ合いとの気ままな写真日記
第22回土門拳文化賞奨励賞受賞 m
第26回土門拳文化賞奨励賞受賞」Y
先の日曜日、雨の日に近くの公園を通りかかると
彼岸桜の花びらが地面にピンク色の
絵模様を作り出していた。
激しい雨で水が浮いて、
水の動きで絵模様も動いていた。
一昨日行ってみると地面は乾き
風に飛ばされて花びらはほとんど
残っていなかった。
このあたりのソメイヨシノもあっという間に
満開になったが、
昨日の雨の後花冷えの寒さとなり
風も強くなった。
満開の桜には無情だが、
寒暖差が激しいのは春特有の現象でもある。
Y
海のない県に住んでいると
漁具や作業小屋などの佇まいが
気になって仕方ありません。
住んでいる人たちにとっては
見慣れたなんでもないものだと
頭ではわかっているのですが
ついついカメラを向けてしまいます。
あちこちで見掛ける安っぽい
青いペンキ塗料の剥げかけた錆び色も
漁村の風雨の厳しい生活などを
想像させてくれます。
そして 今 ここに私がいるという
実感をもたらしてくれるのです・・
m
米子に近づいてから国道を外れ、
起伏の多い道を走っていると
突然明るい桃色の塊が目の隅をよぎった。
車を少しバックさせてみると
見事な枝垂桜だった。
農家の入り口にあふれるように
花をつけている。
ちょうど家から出てきたご主人は
この樹が邪魔になってきたとこぼしていたが
もったいないほどのあでやかさだった。
更に進むと、大山の山容が見えてきた。
南に回り込むうちに山の姿は大きく
変化していったが、
雄大で見事な山容だった。
神々しい美しさだった。
Y
例によって足の向くまま
浜坂の路地を歩いて、
目に留まったものをスナップする。
あちこちに消火栓があり、
それに赤い旗がつけてある。
火災に対する警戒が強いのだろうか?
ほんの一回りのつもりが、
小一時間になってしまった。
Y
繁みに隠れていた猫を
Yが狙っていた・・
離れて通りを渡ってきた
もう一匹が、Yの足元に
絡みついて離れない・・
飼い猫は懐き過ぎて写真が撮れないと
こちらも諦めたけれど
猫の方もこちらを見切ったようだ。
繁みの猫を誘い出して歩き始めた・・
「えっ あんた達 恋仲だったの!」
繁みの猫が大人しくついて行く。
「Yの足に絡みついたのは・・」
繁みの猫から注意を逸らせるため?
「う~ん 賢い!」
浜坂の猫・・悠々と行く・・
m
浜坂の宿に着いた頃には、雨も上がっていた。
あたりを少し散策した。
湿気を含んだ空気が暖かかった。
宿の横手には小さな小屋が点在している。
漁の道具を仕舞ったり、作業をしたりする
場所のようだ。トタンのペンキが雨に濡れて
寂れた味わいの色模様を醸していた。
夜はカニを堪能した?!
Y
岐阜を出発するころは
土砂降りの雨でした。
どうなることだろうと
心配でしたが・・・
山陰地方のピーカンは
今一つしっくりきません・・
雨も曇り空もこの地方では
写真的でドラマチックです。
桜は、今ではもう満開なのに
旅行のころは咲きはじめでした。
出会ったのは雨上がりの中の
貧弱な桜・・でも桜は桜・・美しい・・
Yが止めた道端から
同じように雲間から洩れる
「天使の梯子」を撮影したけれど・・
撮り方はそれぞれでした。
m
山陰へ出かけた日は雨だった。
しかし豊岡あたりから小降りになり
浜坂の手前まで来たとき、
急に雲が薄れて、
僅かな時間光が下りてきた。
慌てて車を道路際に寄せて
撮ってみた。
Y