
金沢の観光スポット体験レポート その115(No.226)
◇金沢市辰巳用水訪探レポート(その3)
■写真は小立野付近の用水

■写真は兼六園取水口

構造の特徴としては、水位差を利用して水を高い位置まで
引き上げる伏越(逆サイフォン、霞ヶ池~白鳥堀~二の丸)
の手法が取り入れられており、当時、日本で初めてといえる
大がかりなものであったと言える。
金沢城内への辰巳用水の水の引き込む方法としては、水路
橋を考えられたが、敵の襲撃や積雪による落橋の恐れから埋
設する伏越(サイホン)を導入したといわれる。辰巳用水が
完成した寛永9年(1932)には金沢城内の三の丸まで水を引
くことに成功したといわれ、二の丸まで水が引けたのは、石
引水門まで新たに木菅を伸ばし、落差による水圧を利用して
水を上げる必要があったため、完成したのは寛永11年(1634)
だったという。
■写真は兼六園霞が池

この偉業は幕府にそれを探られる余裕をもたせないためだ
ったともいわれ、わずか9カ月でなし遂げられたと記録され
ており、これは板屋兵四郎という人物の天才的技術によるも
のが大きいとされている。今も兼六園にある日本最古の噴水
にも利用されている。
■写真は兼六園の噴水