植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

新春金沢の寺院詣(1)大乗寺

2014-01-05 04:59:15 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その215(No.380)

◇新春金沢の寺院詣(1)大乗寺

2日自宅近くの大乗寺をウオーキング途中で参拝した。

創建は弘長元年(1261)僧澄海が当時の加賀国の有力者
富樫家尚の招きで野々市村に一宇を設けたのが始まりと
伝えられている。当初は真言宗の寺院であったが、正応
2年(1289)永平寺第3代徹通義介(てっつうぎかい)
禅師が曹洞宗に改修し改めて大乗寺を開山。加賀国最初
の曹洞宗寺院として寺運は隆盛した。

■写真は大乗寺総門



2代瑩山(けいざん)禅師は永光寺(羽咋市)總持寺
(現在の總持寺祖院)を開き、室町幕府歴代将軍の帰依
や柏原天皇の勅願寺にも定めらた。
戦国時代末期富樫氏の衰退と共に寺勢は下降し、織田信
長の加賀侵攻の際家臣柴田勝家の兵火により多くの堂宇、
寺宝、記録などが焼失している。

■写真は山門



元禄10年(1697)加賀藩家老本多政均が庇護したこと
で現在地に再建され、以後本多家の祈願所として寺領2
00石が安堵され寺運も再び隆盛します。
現在の大乗寺の境内は再建当時の古建築が並ぶ曹洞宗寺
院建築の典型的な伽藍の配置が残され、多くの建物が文
化財指定されている。

■写真は山門にある「しあわせの鐘」



□文化財指定
総門 - 黒門寛文5年(1665)建立、石川県指定有形文化財
山門 - 江戸時代初期、石川県指定有形文化財
仏殿 - 元禄15年(1702)、重要文化財(国指定)
法堂 - 元禄10年(1697)頃、石川県指定有形文化財

■写真は仏堂



■写真は法堂(はっとう)



■写真は法堂内部



■写真は僧堂(座禅堂)



■写真は庫裏(くり)

大乗寺ホームページ
http://www.daijoji.or.jp/