金沢・いしかわの観光スポットレポート(No.1975)
◇21世紀美術館外オブジェ巡り2021(ユーチューブ連動解説版)
〇21世紀美術館概要
2004年10月9日にオープンしたガラス張りの円形美術館。金沢市の中心に位置している。「まちに開かれた公園のような美術館」を建築コンセプトとし、誰もがいつでも立ち寄ることができ、様々な出会いの「場」となるような美術館を目指しています。2018年度の入場者数は258万人と最多入場者数を記録した。
〇カラー・アクティヴィティ・ハウス 作家:オラファー・エリアソン
〇ラッピング 作家:LAR/ フェルナンド・ロメロ
〇「アリーナのためのクラントフェルト・ナンバー3」
この作品は、円形の建物を取り囲むように12体のラッパのオブジェが置かれているもので、どれかがどれかと地中で繋がっており、糸電話のように遠くにいる人同士で会話をすることができます。
〇10周年のオブジェ”まる”
2014年に開館10周年を記念して建設されたもので、21世紀美術館を設計した妹島和世氏と西沢立衛氏の共同設計事務所「SANAA」がデザインを担当した。「街に開かれた公園のような美術館」という建築コンセプトのもと、美術館の開かれた円形のデザインに通じ、新たな出会いと開放感が演出できる場所となるように設計されたそうだ。「まる」は、縦横約6メートル、高さは約4メートルで、工事費は約1億1千万円だという。鏡面がステンレス製の球が集まって一つの球のようになっており、特殊な加工を施された10数個の鏡面に自分の姿を写すことで、不思議な体験ができるようになっている。外側だけでなく、内側からも鏡面の眺めを楽しむことができるようになっており、子供から大人まで楽しめるオブジェだ。 銀色に光る球体たちは、見る人だけでなく、周囲の景色や太陽の光などをやわらかく映し出す。色々な角度から眺めてみると良いだろう。
(つづく)
ユーチューブ「21世紀美術館外巡り」