いしかわの観光スポットレポート(No.1991)
◇2021兼六園の桜 -2(品種別、満開順)唐実桜、椿寒桜、熊谷、大山桜
〇兼六園の桜
兼六園の桜は名木が多いことで知られており、園内の分布では山桜系約40本、里桜系約250本(内ソメイヨシノ約200本)ヒガンザクラ約80本、その他約50本で、合計約420本となっている。兼六園には特別名木が19本あり、内桜は5本。園内に溶け込んだサクラをお楽しみください。
*満開時期は2019年実績です。
3)カラミザクラ(唐実桜)満開:3月下旬
中国原産で「支那実桜」とも呼ばれる。一重または半八重。散形花序、萼筒は鐘形または筒型、花柄は毛が密生する。果実は赤く熟す。
4)ツバキカンザクラ(椿寒桜)満開:3月下旬
カンヒザクラとカラミザクラとの栽培品種。一重。雄しべ、雌しべとも長くつき出る。萼筒は杯形。花は下向きに咲く。 花弁は紅色か紅紫色。俗称は雪割り桜で春を告げる桜。
5)クマガイ(熊谷)満開:3月下旬
ヒガン系の変異種。八重、花弁は淡紅紫色で先端がやや濃い。萼筒は壺形。先駆けて咲くので、一ノ谷の合戦で先駆けをした熊谷直実にちなんで命名された。
6)オオヤマザクラ(大山桜)満開:3月下旬、原種
北海道から四国に分布する原種。一重、散形花序、花柄が短い。雌しべの花柱は無毛。花が山桜より大きいのでこの名がつけられた。
(つづく)
ユーチューブ「2021兼六園の桜①」