かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

漆でまもる 漆をまもる

2013年09月19日 | 旧ブログ記事(岩手・盛岡関係)
漆は紫外線には弱いですが、それを別にすれば、素晴らしく強い物質といえます。
どれくらいかというと、漆が付着した1200年前の紙は土中に埋もれても腐らず、そこに記された文字も読むことができるほど。

そんな漆ですから、大切なものを容れる器にも漆が塗られます。

例えば、以前訪れた名古屋の七寺の一切経



ただの木の箱でなく、漆を塗ったものに収められています。



しかも漆を塗るだけでなく、絵も描かれます。

蒔絵です。

漆を塗った上から漆で文様を描き、乾く前に金粉や銀粉あるいは色をつけた漆の粉末を付着させ、磨いて仕上げたものを蒔絵といいますが、これはほぼ日本独自の技術といわれてい
ます。

漆がJAPANというのも、こうしたことが背景にあるのでしょう。

だからこれからは地元岩手の漆器をどんどん買って使おうと思います。

メイドインジャパンのJAPANがなくなったらシャレになりませんからね。

コメント
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