かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

フットボール・ピープル・アクション・ウィーク football people action week

2014年11月02日 | 旧ブログ記事(長者ヶ原廃寺跡・衣川関係)
昨日紹介したUEFAチャンピオンズリーグのバルセロナとアヤックスの試合。

メッシ選手(バルセロナ)とシェーネ選手(アヤックス)が持っていたペナントには・・・・



NO TO RACISM(人種差別反対)とありました。

実はこの試合だけでなく、翌日行われた、レアルマドリー(スペイン)とリヴァプールFC(イングランド)との試合でも・・・・



リヴァプールのフォワードバロテッリ選手(イタリア代表)が同じものを持っていました。

これは、UEFA(ヨーロッパフットボール連盟)がフットボールを通じてあらゆる差別を排除するため、この1週間をフットボール・ピープル・アクション・ウィークfootball people action weekとしていたからです。



試合前のUEFAチャンピオンズリーグのアンセムは別々に聞きますが・・・・、



NO TO RACISM のバナーの前では両チームの選手と審判がそれぞれ入り交じって記念撮影をします。



バルセロナとアヤックスの試合でも同じ。

逆に言えば、こういう活動をしないとならないくらい差別が根強いとも言えますが、日本でも同じ状況にならないとは限りません。

実際、今年のJ1の浦和と鳥栖の試合では“JAPANESE ONLY(日本人以外お断り)”との横断幕が掲げられたり(詳しくはコチラ、四国八十八か所霊場巡りの休憩所に「『大切な遍路道』を朝鮮人の手から守りましょう」と朝鮮半島の人びとを差別する貼り紙が貼られたりしています(詳しくはコチラ

平等を説く仏教の教えが説かれた場である、お寺の遺跡の調査と整備を担当する者として、こうした差別がこれ以上広がらないよう、まずは自分自身、そして身の回りから「あらゆる差別」を排除していきたいと考えています。
コメント
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