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石やレンガの蓄熱暖房は室温が低めでも暖かく感じるのかも知れない




昨日は、なんなんだろうねって位に、あったか過ぎる一日だった。
大寒前のこの時期に、最高気温は14℃を超えた。

南向きの下屋土間の椅子に座り、日向ぼっこしながら煙草を燻らせていると、
何とも言えない幸福感とでも言うか、春の陽だまりにいるようで実に気持ちが良かった。

夜になっても暖かくて、晩酌タイムの19時でも10℃近くあった。


孫を預かっていなかったら、いや違うな、細君がいなかったらだな(笑)
プシュ~ っと喉に流し込みたくなる陽気だった。






メイソンリヒーターが気になりだしてから、ずっと蓄熱のことを考えて調べてるんだが、
熱伝達の対流と放射、遠赤外線の吸収率とか放射率とか、
専門的すぎて、オイラにはちょっと内容が難しくてついて行けない(笑)

頭の油が切れる前に、もっと若い頃に勉強したかった。


なので、十分理解しているとは到底言えないが、
それでも漠然と、なんとなく、鉄とレンガや石の違いが体感からも解って来た。

グランデノーブルが冷めて、鋳鉄のドアとソープストーンが同じ80℃位になった時、
手をかざしてみると、明らかに石の方から温かさを強く感じる。

石やレンガの遠赤外線の放射率が、鉄の約5倍あると言うのには納得だ。


薪ストーブは、遠赤外線効果で身体が芯から温まるとよく言われるが、
炉で燃焼している薪からは遠赤外線が放射されても、鉄からはあまり出ていないようだ。

そもそも遠赤外線は皮下1ミリにも達しないもので、
身体の芯からと言うのは真っ赤なウソと言うか、そう感じるだけで大きな勘違いなのだ。

人体の温度センサーは皮膚の表面に集中しているので、まぁそういうことなんだろう。


物体の放射率から見えてくるもの、鉄が直ぐに温まると言うことは自己完結、
つまり、放射しないで保持しているから熱くなり、
石やレンガは、最初から放射し続けるので、なかなか温まらないってことなんだろう。

そして、時間をかけて蓄熱した熱は、時間をかけて放射し続ける。

グランデノーブルを焚くようになって、漠然とだが何となくそれが解って来た。



 


薪ストーブで室温を上げるということは、周りの空気を温めていることになるので、
熱を帯びた空気は、上に向かって対流を作り遠くまで届かないし、
空気は冷めやすいので、距離に比例して離れるほど温度差が生まれて寒くなってしまう。

過ごす位置を程よい室温になるように薪ストーブを焚けば、離れた部屋の隅は肌寒く、
吹き抜けのある2階の部屋は、暑すぎて汗をかいてしまう。

温度差による快と不快、どうにかならないものかと悩みの種だった。


石やレンガは遠赤外線を放射することで、人体の皮膚センサーがそれを感知して、
室温が薪ストーブより低めでも暖かく感じるのかも知れない。






蓄熱についてまだまだ解らないことだらけなんだが、
知れば知るほど、次シーズンには何としてもメイソンリヒーターが欲しいと思った。






昨日の晩酌タイムの中盤になっても、外は9℃もあった。


蓄熱体のメイソンリヒーターと薪ストーブを焚いて暮らす日々の思いを写真と駄文で! 


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