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期待しちゃダメなガラスと木っ端なしならギリギリの熾き火




昨日は-7℃で始まって、日中は-5℃までしか気温が上がらず、
結局、晩酌タイムになると朝の振出しに戻った。

いやホント、かなり寒いと思うんだが、
でも、この程度の冷え込みで悲鳴を上げてたら笑われるか(笑)

なんてったって、日本には北海道があるからね。


調べてみたら、函館の気温は最高-10℃ / 最低-12℃で、札幌だと-9℃ / -13℃だった。
別格なのが陸別で、-27℃の世界は同じ国内とは思えない。

どんな家に住み、どんな暮らしをしているのだろう






自室でグランデノーブルを焚いて、出入り口の引き戸をオープンにしておくと、
繋がったリビングも暖められて、いつもなら20℃以上になる。

これは鋼板製を焚いてた時には考えられなかった室温で、
半間巾の引き戸を開けてるだけで、壁を隔てた隣の部屋もそれなりに暖まる。


遠赤外線効果、鉄のように空気を温めるだけでないこと、
照射される遠赤外線で、部屋中の物体に熱が満遍なく移った成果なのかな。

温められた物体は、そこで小さな対流を伴いながら、
高い方から低い方へ徐々に熱伝達しているということなんだろうか?

いずれにしても不思議と言うか、目には見えないが確かにある


しかし、昨日は流石にそこまで上がらず、18℃を保つのが精一杯だった。
焚いてる部屋もTシャツで過ごせるような室温にならず、24℃で長袖シャツを着ていた。


グランデノーブルは比較的引っ張れるが、それでも夕方までの追加薪は5回もあって、
外気温が低いので、だいたい2時間毎に薪をくべていた。

薪ストーブで暮らすようになって20年が経ち、
歳をとったせいもあるが、これが面倒だと思うようになってしまったのよね。

1台だけならまだしも、特に週末は2台焚きになるので面倒なのだ。


やっぱし、メイソンリヒーターが欲しいなぁ~



ところで、こんな大寒波の寒さを基準にして薪ストーブを選んじゃいけないと言うか、
自分ならそんな基準で機種の選定はしない。

設置する地域の冬の、標準的な寒さをターゲットにして薪ストーブを選ぶ。
年に数回だけは、少しくらい寒くたっていいじゃない?


冬の始めと終わりは少し暑いが、シーズン中は概ね快適で、
極まれに数日だけ、ガンガン焚き続けないと寒いような日だけは我慢しよう。

そう言う薪ストーブの選択をお勧めしたいが、
でも、住宅性能にもよるので、一概に言えないことだけどね。





朝の焚付時にはキレイだったガラスなんだが、
数回の追加薪、最後はいつもこんな感じで両端が汚れてしまう。


エアーカーテンが弱くて、中央しか機能しないみたいな感じで、
それに合わせて40cmの薪だと、奥の方の両端が消し炭になって燃え残る傾向がある。

給気は最大、ずっと絞らずに焚いてもこんな調子だ。

グランデノーブルには、クリアなガラスを期待しちゃだめだね(笑)
もうね、こういうものなんだと割り切るしかない。


アンコールのようにガラスがあまり汚れない薪ストーブでは、
きっちり絞った雑巾で拭き上げて、毎回とことんキレイにしてから焚き付けるんだが、
どうせ直ぐに煤けると思うと、ガラス拭きがテキトーになる。

乾いた雑巾をケトルの水で少し湿らせて、軽く拭くだけだ。
直ぐに汚れるんだし、今の時期は水が冷たいんで朝から雑巾を絞りたくないし(笑)






木っ端も着火剤も使わないで、
スムーズに再スタートさせるには、これがギリギリの熾きの量だ




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