名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。
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藤前干潟
今日の干潮時間10時58分 潮位 82cm
今日の満潮時間16時43分 潮位244cm
今日も風のない穏やかな日で、潮も良く、平日にしてはバードウォッチャーの方が多くお越しになっていました。
今日は稲永公園で、ツグミの群れが確認されました。
冬を代表する鳥であるツグミ。いよいよ冬が来たなぁと感じます。
干潟には、ハマシギの群れが観察できました。みんな採餌に一生懸命です。
そして、最大干潮の1時間ほど前の時間帯、野鳥観察館の前では、上流を目指して泳ぐカモの仲間をたくさん見ることができました。
まずはオナガガモ↓。
続いてキンクロハジロが通過↓。頭の冠羽が目立つものもいました。
そのすぐ後ろをキンクロハジロによく似ているスズガモが数羽集まって泳いでいきました。くちばしの基部が白色なのがメスです。
護岸のすぐ下からはヒドリガモのペアも出て、上流へと泳いでいきました。
その後、しばらくすると、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモという潜水ガモ3種が混じった群れが、野鳥観察館の前で潜水を繰り返し、採餌をしていました。
オスのホシハジロ↓。
(※ツグミとハマシギの写真は、来館者の方から提供いただきました。)
カモの仲間がかなり見やすい位置までやってくるようになりましたし、カモたちの換羽もかなり進んで、きれいな繁殖羽になっている個体も多くなってきました。
寒くはなりましたが、カモ観察が楽しい時期がやってきています。
観察の際は、あたたかい恰好をして、できればお天気と潮の良い日を狙ってお出かけくださいね。
なお、下記のオンライン講座ですが、オンライン視聴の申込は締め切られましたが、名古屋市野鳥観察館の館内でサテライト配信する予定です。
12月5日(日)藤前干潟ラムサール条約登録20周年プレイヤーオンライン講座
第3回「カモって面白いカモよ?~初心者向けカモの見分け方講座~」
渡り性水鳥の飛来地として有名な藤前干潟は、冬になるとカモ類がたくさん訪れます。
今年の冬は、藤前干潟でカモを観察!、、、の前に、このオンライン講座でカモの見分け方を知れば、観察がもっと楽しくなりますよ。
日時:2021年12月5日(日)13時30分~15時
会場:オンライン(ZOOMを予定)
講師:櫻井佳明氏(加賀市鴨池観察館)
対象:子どもから大人までどなたでも
定員:100名程度
申込:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
TEL:052-223-1067、FAX:052-223-4199
メール:ecopal@n-kd.jp
申込締切:12月1日(水) 必着←※申込は締め切りました。
今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ138、カワウ1,817、ダイサギ2、コサギ2、アオサギ29、マガモ9、カルガモ8、コガモ74、ヒドリガモ10、オナガガモ451、ホシハジロ2、キンクロハジロ6、スズガモ269、ミサゴ24、トビ2、チュウヒ1、シロチドリ12、ダイゼン40、ハマシギ758、アオアシシギ3、イソシギ1、セグロカモメ24、オオセグロカモメ1、ユリカモメ5、ズグロカモメ43
ツグミ、キジバト
明日の干潮時間11時44分 潮位 88cm
明日の満潮時間17時21分 潮位248cm