我が家では、毎年お盆入り前、12日に、お寺さんがお棚経をあげにお越しくださいます。
今年は久方ぶりにご住職様でした。
ここ数年は、跡継ぎのご長男さんがお見えになっていましたが。
以前にも同じことを話されたことがあるのですが、この度も住職様が、その理由をおっしゃいました。
「こちらの方は皆さん優しいから、私は失礼して、息子を伺わせるようにしています。
住職がなぜ来ない、と文句を言う方も結構いるのですよ」と。
私はお経をあげて下されば、どなたでも有難いこと。
そんな文句を言う方がいるなんて、信じられませんが。
このお盆にのせて、お布施をお渡ししました。
実際はもっと簡素な慶弔袋にお包みしています。
いつもお経が終わると、お礼を述べ、お布施とお車代をお渡しします。
それから、居間にお通し、寛いでいただきます。
氷を浮かべた冷たいお抹茶を立て、和菓子と共に一服していただくことが多かったのですが。
今年は、手作りの冷たいお抹茶ゼリーを出しました。
梨、ブドウ、モモの盛り合わせを添えて。
写真は撮り忘れ、その時使用した器のみでも。
果物の器は、お寺さんには和風がふさわしいと思い、今右衛門のお皿にしました。
チョット季節外れの柄ですね。
妹と、翌々日はヨーロッパに旅立つ長女も同席。
次女は蓼科に出かけ留守でした。
例年通り、一時間近く、ご住職様のお話に耳を傾け、有意義な時間を過ごした私達です。
大柄な方で、威風堂々となさっていて、お顔もチョット強面。
そのため、私は少々苦手なのですが。
長女が、とても良いお話が聞けたと言って、喜んでいました。
ご住職様をお見送りした後、長女のMちゃんと、外でお昼食を。
妹も誘ったのですが、用事があり、二人のみ。
楽しいひと時でした。
両親が亡くなって以来、ずっとお世話になっているお寺さん。
その時から、もう二十数年が経過します。
こちらは、両親の菩提寺ですが、私にはお世話になっている、宗派の異なるお寺さんがもう一つあります。
私達の郷里にある、夫が眠る菩提寺です。
私の実家の菩提寺のお墓は、母が亡くなった時に、今のお寺に移転しました。
煩雑な手続きがあり、大変な思いをしたものです。
敷地は狭いながら、大都会にあり、墓石もいいものを使用したからでしょうか。
お寺さんに納める諸経費、その他も入れると、高額な費用を要しました。
両親のお墓もそうですが、夫の菩提寺のお墓も、今後跡を継いでくれる人がいません、
残されたのは私と妹。
私も娘二人ですから。
過去記事の画像をコピーしたものです。
夫のお墓を今後どうするか悩ましい限りです。
私が死んだなら、両家のお墓は後継ぎがいなくなります。
思い切って、永代供養してくれてもかまわないのだけれど。
それでは、お墓参りしてもらえなくて、ちょっと寂しいかしら。
とは言え、娘たちに遠方の郷里の墓地まで足を運ばせたくはありません
私が今お世話になっているお寺は、曹洞宗ですが、宗派は一切問わないとのこと。
そのためか、違う苗字が並んで刻まれた墓石が結構あります。
私と夫も、しばしの間、私の両親の墓地に眠らせてもらってもいいのかもしれない。
孫の代になるまでに、永代供養してくれれば、と思っています。
私とて、とても意外なことだったのですが・・・。
夫は、私の家を継いでもいい、と冗談で、義父に言ったことがあったようです。
これが義理の姉の誤解を生み、ひと騒動ありました。
このお話は、またいつか機会があれば。
お墓の問題は、結構悩ましいですね、
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ありがとうございました。
花のように泉のように