時計は、私たちの暮らしにとっては、掛け替えのない大切な物。
この思いは、どなたもが、変わりなく抱く気持ちではなかったでしょうか。
人生で、時ほど貴重な物はない。
その貴重な時間を刻んでくれるのが、時計ですから。
マイホーム新築当時からある我が家の柱時計
ところが今のご時世では、スマホの時刻を見て過ごす方たちがいかに多いか。
私もその傾向があります
狂い無く正確に時を表示してくれますから、とても安心できますものね。
ここで、お話をお財布の紛失に気が付く前の、Fさんとの昼食のひと時に戻します。
その時、彼女の話題が、お嬢様が時計を購入される話になりました。
「実はAが、新しい時計を買いたいと言って、先日お店に連れていかれたの。
何とその価格がとんでもなく高い値で’(後で伺った話ですが、100万を超えた時計のようでした)私はびっくりしてしまって・・・。
もちろん、自分のお給料を充てるつもりのようだけど。
まだ小さい子供もいるのに。~さん、どう思う?」との彼女のお話。
余談ですが、彼女の一男二女のお子さんたち三人は、全員、早稲田大学を卒業し、社会人として活躍。
ご結婚もされています。
この話を聞き、すぐ私の頭にひらめいたのが、この度、お礼に差し上げた書物の事でした。
その本には次のような記述があります。
「一人の時間を楽しむお客様たちの手には、決まって、そのお客様らしい素敵な時計が優雅な時を刻んでいました。
「時計は大切な時間を刻むもの。素敵な針でカントされる人生は、きっと素敵な時間になると思わない?」。あるお客様が仰っていた言葉が、今も胸に残っています。
掛け替えのない時間を大切に、という願いを込めて選ばれた、特別な時計。この時計と共に過ごしてきた時間が、その方の雰囲気を作り上げているのだと思いました」
この内容には賛否両論あるでしょう。
今日の記事は優雅な物への憧れが割と強い、私の身の程しらずの内容ですので、適当に読み流してくださいね。
このお話を彼女にし、「掛け替えのない人生の時を刻んでくれる時計は、とても大切な物よ。
高価な時計を持つことは、決して無駄な買い物にはならない、と思うわ」と、私は話しました。
私は平凡なセイコーですが、その中では一番ランクが高い、クレドールシリーズの時計を身に付けています。
とは言っても、クレドールにも色々あって、私のは、恐らく一番低いランクの商品ですが。
電池切れで修理に出す度に、時計屋さんにはいつも褒められ、嬉しかった記憶があります。
その後のお出かけ時、私の大切な時のお守り役になってくれているこの時計。
はめる度に、今でも愛着はひとしおで・・・。
この時計を購入して良かった、としみじみ思います。
次女は、エルメス。
長女はカルティエの時計を愛用していますが・・・。
実は長女の時計は、義父母様が、最初の出産の後、お祝いとして贈って下さったもの。
その時、私は、「何て素敵なプレゼントをなさる義父母様たちなのでしょう」と感動し、感謝に堪えませんでした。
出産祝いと言えば、普通は、ベビー用品とかお祝い金をどなたも思いつくものではないでしょうか。
私はこの時、書物に書かれている内容と同じ気持ちを抱きました。
授かった子供と共に、掛け替えのない人生のひと時、ひと時を、この時計で大切に刻んでほしい。
義父母様が託されたそんな思いが。私に伝わってきました。
こんな素晴らしい贈り物は他にはないと、とてつもなく、私は感動したものです。
そう言えば、妹の所でも、姪の就職祝いに、カルテイエの時計を両家の祖父母様たちが贈ったそうです。
Fさんとお嬢様からの礼状
10歳以上年上の私に、一応敬意を表して下さっただけでしょう。
身に余る嬉しい言葉がありました。
私も、Fさんにいつも同じ思いでいます。
絵手紙は、Fさん以上に長いお付き合いの親友Kさんからです。
お人柄が良く似ていて、私が心から敬愛して止まない人達です。
。
腕時計がスマホの便利さにとって代わってしまうような世の中は、何だか味気ない。
そう思うのは私だけではないでしょう。
一刻千金。
私の年齢になると、時が人生で一番大切。
そんな思いをますます強くし、時計への愛着が増すこの頃です。
私がお贈りした本です
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