メディアのみならず、にほんブログ村でも、安全保障関連法案に反対の記事をよく見かけるこの頃です。
世の中が騒然としていることも、その場に居合わせなくても肌で感じられてきます。
「戦争法案」とまで言われては、さぞこの法案を成立させたい側にとっては、不服もいいところなのでしょうが。
安倍首相が、いつも逃げ腰の答弁ばかりでは、国民が納得できないのは当然でしょう。
逃げ腰なんて言いましたけれど、国会中継を一度も視聴したことがない私。
私はテレビはほとんど観ません。
購読している朝日新聞の反対一色の記事を読んで、なんとなく理解しているに過ぎません。
安全保障関連法案の是非は、外交上の問題でもあるがゆえ、奥が深すぎて・・・・・・・。
十分な理解から程遠いわたしは、軽々しく意見が言えない問題のような気がしています。
それなのに、あえて私の思いを語らせて頂く身の程知らずが、少々恥ずかしいですが。
宜しければ、聞いてくださいね。
ノーベル平和賞の候補にもなった憲法九条は、今後も守り抜いてほしいし、燦々と輝いて、私達国民の誇りであり続けてほしい。
その様に願う気持ちは、何ら変わりありません。
集団的自衛権が、その条文を犯す違憲になるのかどうか、今の私の知識ではよくわかりません。
多くの憲法学者は憲法違反と断定されているのを聞くと、やはりそのようにも思えてきます。
私の勝手な想像ですが、我が国は、イラク戦争の時、巨額のお金で支援したにもかかわらず、その貢献が認められないどころか、世界中から非難されました。
結果論ですが、間違った戦争であったことは、今では自明の理ですけれど。
安倍首相は、そのことがトラウマになっているのかもしれませんね。
憲法九条に違反しないであろうぎりぎりの線で、積極的平和主義外交をすすめたいゆえんなのでしょう。
冷戦の時以上に、今は世界が混とんとし、紛争は至る所で勃発。
経済は資本主義化しても、体制は古いままの大国の台頭と、理解しがたい国策も、世の中の平和を乱しつつあるようで残念でなりません。
そのために抑止力、力の均衡といった問題がクローズアップされてくるのでしょうか
日本ほどの大国となれば、具体的な行動でもって、世界平和のために貢献するのは、当たり前のことでしょう。
とはいえ、このたびの法案を可決することが、その目標をかなえることになるのかどうか、私にはよく判りません。
戦争と安易に結び付けて非難するのには、多少の抵抗がありますが
一昔前、似たような騒動で、我が国は騒然となりました。
安保闘争です。
日米安全保障条約改正の締結反対がスローガンでした。
私の夫は、デモに加わったことはないようですが、それを目前にした学生時代を送っています。
私の従兄は、何とその学生運動の中心的存在で書記長でした。
小さい時は、寝小便小僧だったHちゃんです。
その後は研究所勤めの学者になりましたが。
今思うと、あの騒動はいったい何だったのかしら、と思わないでもありません。
私は、今回の問題同様、何を言う資格もないほど、当時の運動の根本的理由すらよく解っていません。
ですから、勝手な推測に過ぎませんが、日米安全保障条約を締結すると、アメリカの戦略に巻き込まれ、日本が戦争することにまたなるのでは、との不安が大きかったのではないでしょうか。
けれど、それは全くの杞憂に過ぎませんでしたね。
それどころか、日本はそのお蔭で、防衛の心配をしないで目覚ましい発展を遂げ、平和を享受できました。
アメリカとの間に経済戦争らしきことはありましたが、無謀な要求をアメリカが日本に押し付けるようなこともありませんでした。
今回の法案の良し悪しは別にして・・・・・・。
もし自民党がこの法案をいかにしても可決したいなら、もっともっとわかりやすい説明を国民にすべきです。
安倍首相は、安全保障関連法案のみならず、教育改革などでも、独断により性急に、自分の考えを国民に押しつけようとする言動が、甚だすぎますね。
それが国民の怒りを一層かっているような気がしてなりません。
民主主義をないがしろにし過ぎ。
国民の合意を得てもいないのに,アメリカの議会で、この法案の確立を約束するなんて、言語道断です。
外務大臣就任時代が長かった、高村副総裁の悲痛な決意の言葉が、私にはとても印象的でした。
記事の内容はうろ覚えのため、表現はかなり異なると思います。
その点はご容赦くださいね。
「国民の反対を押し切ってでも重要な法案は成立させてきたのが自民党だ。
今回も、国民の不支持の増大は気にしないで、通さなければなければならない法案は通すべきだ」と。
外交に精通した高村氏の、絶対に必要な法案との並々ならぬ決意のようなものが私にも伝わってきましたが。
最後に気にかかる点をもう一つ、述べさせて下さい。
もし米国が日本を見放し、自主防衛を迫まってきても、我が国は今のままで済まされるでしょうか。
核大国の米国への甘えの体質はないでしょうか。
「核の傘」といった米国の安全保障に依存したままで、理想論を述べては、身勝手な国との印象を与え、世界中から非難されないでしょうか。
スイスでさえ、徴兵制の軍隊は持っています。
自分の国を攻める理不尽な国が万一あったなら、国民は一丸となって闘い、自国を守り抜く覚悟だけはあるようです。
とはいえ、Natoにも参加せず、近いロシアへの協力もむろんありえない永世中立国のスイスの国の形態が、私の理想ですが。
とは言っても、徴兵制の軍隊は、断固私は反対ですけれど。
肉団子のトマト煮・春雨のサラダ・冷奴のにんにくソースかけ
今後、もしこの法案が可決されたなら、安保闘争後の日本のように、良識ある日米の政治家の下、世界平和のために最大限にこの法案が生かしてほしい、と強く願って止まない私です。。
そしてあの騒然とした世の中の雰囲気は何だったのかしら、と将来振り返って、思いたいものです。
ご覧下さいまして有難うございました。
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