もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.194「薬の副作用」

2011-09-21 | 日記・エッセイ・コラム

            nonnon日記

Moyai_097 夫の病気は薬の効き難い

神経難病だそうだ。

最初1種類の薬だったが、

ここ3ヶ月でもう2種類増えた。

ところが、1ヶ月前から、やたらに光が眩しくて目が

辛いと訴え始めた。食事の時も照明を暗くして食べる。

「これは、病気の進行によるものか、それとも薬の

副作用か・・・」と悩んだ。次の受診日まで間があったので、

とりあえず、2種類の薬を抜いてみた・・・。

何と、治ったのである。体の強張りを解く薬だったようだが。

(体が動いて目をやられる方をとるか、

体が固縮して目は無事か、二者択一の選択?

薬があまり効かない病気であれば、副作用だけをもらう

気がする・・・)

最近、薬の効能と副作用について、インターネットでよく

検索するようになった。家の薬箱の中に残っていた薬など

調べると・・・・例えば、

下痢止めの薬・・・家族の中で、これはよく効く・・・と評判だった

ご近所の医院で出してもらった薬が・・・「脳の神経に作用して、

腸の動きを鈍くする」・・・ふええ・・・と驚いた。

(一時的に服用する薬なので、差し支えないものかも

知れないが、常用する薬は安全性をよく確かめて、

主治医にもよく質問して、納得してから使う必要があると

思った。)

病院や薬局が、薬に添えてくれる説明書は簡単なものが

多いが、インターネットで検索すると詳しく載っている。

薬には必ず副作用があるものである。

素人判断で勝手に飲む飲まないを決めると、主治医は

患者の病気に取り組み難いかもしれないけれど・・・

「自分の体はあくまで自分のもの」と思いません?

医療の選択・・・TV雑誌でよく目にする問題が

いよいよ我が家でも重いテーマになりました。

 

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No.193「介護保険適用の住宅改修」

2011-09-02 | 日記・エッセイ・コラム

             マンション日記

Moyai_094 夫が神経難病と

診断されて約3年。

少しでも、‘楽々介護’

にする為に、住宅改修を

やっておこうと思った。

パンフレットでこの

‘車椅子対応トイレ’を

見つけて・・・これならトイレの入り口の狭いマンションでも

‘移乗’で、腰を痛めずに済む、と‘感嘆’した。

早速、ケアマネージャーさんと、リフォーム屋さんに相談したところ・・・

Moyai

便器の高さを高くする

工事には介護保険が適用に

なるが、ウォッシュレットの部分

の費用は役所に認めてもらえない」

 と言う。

原則的に、介護保険で使える

住宅改修費の枠は、一人一生で、20万円

までである。我が家は手摺で既に5万円使っているので、

あと15万円使える筈。介護の為に、その人が最も必要としている

改修に、なぜそのような‘制限’をつける必要があるのか?

これは‘直談判’とばかりにその部署に電話した。

・・・やはり「便器は認めるけれど、ウォッシュレットまでは」

「厚生労働省の‘決まり’だから」を繰り返す・・・。

(・・・ここでひるんでは、‘オバサン’が捨たる・・・) 

「今時、公共の施設でもどこでもウォッシュレットトイレは

フツーにありますよ。障害者にウォッシュレットは要らない

ということですか?体が不自由なのだから、むしろ障害者に

こそ、必要ではないですか?それでは‘血の通った行政’

とは言えないのではないですか?」と必死で訴える・・・。

トドメは・・・「夫は動けないけれど、私は動けます。他の人も

困る筈ですから・・・難病家族の会で、署名運動します!」

(難病家族の会は、まだ一度しか行ったことないのだ・・・)

まァ、後でスイッ・・・と15万円が認められたのは・・・

(便器の座面を上げるのと、面積を拡げることで)

ケアマネージャーさんが熱心だったせいか、

リフォーム屋さんの図面がしっかりしていたせいか・・・・

お陰が大きいと思うけれど・・・とにかく良かった・・・・。

ついでに、後ろが空間になっていた壁部分を拡張して、

汚物洗い用の大きいシンクも取り付ける。

(これは、当マンションの住人で、難病のご主人を20年間

介護していらっしゃる‘先輩’奥様のアドバイスによる。)

車椅子が入り易いように、ドアも逆開きにしてもらうことに

なった。(福祉器具の営業マンのアイデア)

このトイレ改修工事には、少なくとも、4人の

担当者が真剣に関わってくれたことになる。

思えば、有難い限りである。

うちのマンションは、他にも3軒は介護家庭あり。

介護家庭予備軍もチラホラ・・・。

住宅改修で少しでも介護負担を軽くすることは、

介護する側だけでなく、される側の障害者の

幸せにもつながると思う。

同じ間取りのお宅も多いマンション住民同士、

介護保険での改修に関する情報交換は、

お互いにとって、とても有意義かな、と思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

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