もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.324「賢い猫と暮らせば」

2017-12-12 | 日記

          nonnon日記

        父の遺猫ハクと暮らし始めて早1年余になる。

今ではすっかり我が家の’ヌシ‘である。

夜は私の布団の上に来て、頭だけ私のお腹の上に載せて寝る。

(本当は私を’床暖‘にして丸ごと上に乗っかって寝たいのであるが、5キロの

重みに耐えかねた私が抵抗するので、頭だけで我慢することにしたようだ。)

ところが、朝はいつの間にかコタツの中に移動して寝ている。

7時半にタイマーでストーブが付くとコタツから出てくる。

クシで毛を梳いてもらうのが好きで、この頃は、コタツの上に乗って、クシを

はたき落としてブランケットの上にゴロンと横になる。毛を梳くことを要求する

だ。猫トイレを使った後、やたらに私に「にゃにゃにゃニャン」と訴える。

早く掃除しろ、と言っているらしくて、きれいにすると満足する。

最も感心するのは、ご飯が食べ残っているお皿。向こう側に新しいご飯を入れた

皿を置いて混じらないように置いておく。すると決まって古いお皿のご飯を

きれい食べ終わってから新しいお皿のご飯を食べ始める。最初は偶然かと

思ったけれど、いつもそうしているのが解ってから、何と食事のマナーの良い

猫だろう、と感心している。

私がTVを見ている時は、あきらめて、おとなしくストーブの前で寝ている

けれど、TVを切ると、「ナナナナン」と飛んでくる。

相手をして欲しくて、じいっと様子を伺いながら、待っているのだ。

(こんな点は、先代の猫と全然違う。)どうも犬っぽい猫なのだ。

抱っこは、どうしても嫌いのようなので、私の方が諦めることにした。

(猫4匹で育ったので、父にゆっくり抱っこしてもらうことなく、育ったのだ。)

高いところも、高齢のせいか嫌がる。ボール遊びも、させてもらったことが

なさそうで、ちっとも乗ってこない。個性なのでハクの嫌がることはしないこと

にした。「バッタン」と言うと、右肩を落として倒れる「ワザ」も以前覚えた

けれど、この頃は、気が向いた時に(3回に1回位)応じてくれる程度だ。

(気乗りしない時は、サッと顔をそむけて「聞かなかったことにしよう」と

いう態度で、お尻を向ける。)

夜、病院から帰ってきて、部屋の電気を付けると、暗闇の中で、待ってましたと

ばかりに、毎度「ギャー」と鳴いて大歓迎してくれる。

話しかけると、必ず「アア」と返事する。

今では私の大事な大事な家族だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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