マンション日記
今回、総会でも理事会でも役員の‘輪番制’の声が上がったので、そのメリット、
デメリットを考えてみた。
メリットとしては、・・・・・・・・・・
多くの住人が理事会を体験するので、マンションに今何が起きているのか、
問題意識が徹底すること。
役員がどんな‘働き’をしているか、が見えて広く管理組合への理解が深まること。
デメリットは・・・・・・・
当マンションを例に取れば、「現に居住の区分所有者」のうち、
高齢、等健康面で役員は無理かな、と思われるお宅は5分の一。
仕事がハードそうで、とても引き受けてはもらえそうにない
(留守がちな)お宅が5分の一。
(なぜ解るかって?この3年間、皆さんのお世話係りだったので、名簿を見れば、
大体解りますよ。) すると、頼めば役員を受けることが可能そうなお宅は
現役員7戸分を含めて、確率にすれば全戸数の約2分の1となる。
輪番制となると、「できません」と言わせないわけなので、
6人の理事のうち、3人は欠席がちになる計算である。
理事会の開催には、規約により
「半数以上の理事の出席」が必要なので、
残りの1理事が都合で休むと理事会は開けないことになる。
理事の数を4人に縮小すると・・・
数十万円から時によると、数百万円の緊急修理工事等の決断を、2~3人で
決定する可能性もある。(過去の理事会で、手摺、スロープの提案が
いつも‘没’にされた経験から、実際的には、集まる理事さんの‘人間性’がとても
大切と思います。民主主義ではありますが。)
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そんなわけで、新築マンションならいざ知らず
「高齢者も多いうちのマンションには、輪番制は馴染まない」と私は思うのです。
加えて、忙しい人が無理をして理事になると・・・
「できるだけ管理会社に任せましょう」と決まって言い出すのです。
「管理委託費払っているのだから」とね。
管理会社に依存度を高めると、・・・
「お金の無駄がなく、住みやすいマンション」にはなりにくいと思います。
でもね、一緒にやってきた理事さんまでが‘輪番制’を言うのは、
‘自分たちばかり、ボランティアさせられて不公平’というのが本音なのでしょうね。
私だって誰かが‘ちゃんと’やってくれるなら任せたいのです。
でもね、現理事長に‘事務的なことは私もお手伝いしますから代わって’
と頼んで引き受けてもらった手前、完全に退くわけにいかず・・・・で副理事長。
たかが役員、されど役員・・・よそのマンションでも苦労されている役員の方、
多いでしょうね。・・・・共感します。