もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.101「就職ドキドキ!」

2009-03-30 | 日記・エッセイ・コラム

            nonnon日記

子供達も独立し、熟年夫婦二人の生活・・・

ちょっと淋しいなァ・・・と思っていたら・・・4月から、就職が決まったのです。

小学生の放課後のお世話をする仕事です。

1月中旬に願書を出して・・・・面接日が3月12日

日にちを聞いて、「これは受かる」と思いましたよ。

だって、まさに‘三角耳のK君の命日’だったから・・・。

Moyai_072_2これはきっとK君が

守ってくれるに違いない

・・・と思って面接を受けたら

やっぱり受かりました。

(この年齢で・・・)

      Moyai_076                「淋しがっていないで、

 元気に体動かして働いてね」

というK君の天国からの

メッセージを感じます。

 

 

Moyai_073 (私がマンションの庭の草取りをしている間、

K君はお気に入りのマンホールの蓋の上で、

ジーと辛抱強く、こうして待っていてくれた

ものでした。・・・時々シビレを切らせて、先に

帰っていましたが・・・。もう2度と戻っては来ない幸福な日々でした・・・。)

ありがとうね、K君。‘オヤーヤン‘ は頑張るから。

                         

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No.100「役員の選任法・その2」

2009-03-27 | 日記・エッセイ・コラム

          マンション日記

今の時代、価値観や物差しは、人によって様々に異なる。

たまたま同じマンションに住んでいるというだけで、

住まいに関する共通の課題が与えられてしまうのであるから、

もめるのは至極当たり前である。役員は時にほとほと疲れる。

でも・・・である、やっぱりこれはボランティアであると思う。

たまたまその期間、時間と体力に余裕のある人が引き受けるべきだと思う。

仕事で毎日10時以降に帰ってくる人に役員は無理である。

(体を維持するだけで、手一杯でありましょう。)

ずっと病院通いの高齢の人にも酷です。老親の介護に明け暮れる人にも無理です。

企業戦士の夫がいて、受験生の子供がいて、自分も働いていて

お弁当つくりで、睡眠時間が毎日足りないという主婦も無理です。

今は元気な熟年夫婦も、どちらかが健康を失うと、その介護で、

役員どころではなくなります。

たまたま手の空いた人が、余裕のない人の分の世話も引き受ける、・・・

そしてその時々に余裕のある人にバトンタッチしていく。

それでいいと思うのですが・・・・・。

輪番制??・・・どんなもんでしょうかね?

 

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No.99「役員の選任法・その1」

2009-03-27 | 日記・エッセイ・コラム

           マンション日記

 今回、総会でも理事会でも役員の‘輪番制’の声が上がったので、そのメリット

デメリットを考えてみた。

メリットとしては、・・・・・・・・・・

多くの住人が理事会を体験するので、マンションに今何が起きているのか、

問題意識が徹底すること。

役員がどんな‘働き’をしているか、が見えて広く管理組合への理解が深まること。

デメリットは・・・・・・・

当マンションを例に取れば、「現に居住の区分所有者」のうち、

高齢、等健康面で役員は無理かな、と思われるお宅は5分の一。

仕事がハードそうで、とても引き受けてはもらえそうにない

(留守がちな)お宅が5分の一。

(なぜ解るかって?この3年間、皆さんのお世話係りだったので、名簿を見れば、

大体解りますよ。) すると、頼めば役員を受けることが可能そうなお宅は

現役員7戸分を含めて、確率にすれば全戸数の約2分の1となる。

輪番制となると、「できません」と言わせないわけなので、

6人の理事のうち、3人は欠席がちになる計算である。

理事会の開催には、規約により

「半数以上の理事の出席」が必要なので、

残りの1理事が都合で休むと理事会は開けないことになる。

理事の数を4人に縮小すると・・・

数十万円から時によると、数百万円の緊急修理工事等の決断を、2~3人で

決定する可能性もある。(過去の理事会で、手摺、スロープの提案が

いつも‘没’にされた経験から、実際的には、集まる理事さんの‘人間性’がとても

大切と思います。民主主義ではありますが。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんなわけで、新築マンションならいざ知らず

高齢者も多いうちのマンションには輪番制は馴染まない」と私は思うのです。

加えて、忙しい人が無理をして理事になると・・・

「できるだけ管理会社に任せましょう」と決まって言い出すのです。

「管理委託費払っているのだから」とね。

管理会社に依存度を高めると、・・・

「お金の無駄がなく、住みやすいマンション」にはなりにくいと思います。

でもね、一緒にやってきた理事さんまでが‘輪番制’を言うのは、

‘自分たちばかり、ボランティアさせられて不公平’というのが本音なのでしょうね。

私だって誰かが‘ちゃんと’やってくれるなら任せたいのです。

でもね、現理事長に‘事務的なことは私もお手伝いしますから代わって’

と頼んで引き受けてもらった手前、完全に退くわけにいかず・・・・で副理事長。

たかが役員、されど役員・・・よそのマンションでも苦労されている役員の方、

多いでしょうね。・・・・共感します。

 

 

 

 

 

 

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No.98「巣立ち」

2009-03-22 | 日記・エッセイ・コラム

           nonnon日記

 息子が就職して道北の都市で暮らすことになった。

子供の‘独立引越しの手伝い’は娘で2回体験しているが、

今回は車で3時間半程の都市である。息子にとっては、初めての夢と希望の

‘誰にも干渉されない’一人暮らしである。

布団と衣類を運んで、殆どのものは、現地で調達。

冷蔵庫、洗濯機、テレビ、カーテン、なべ釜、まな板、包丁・・・

数箇所の店を回って・・・息子と一緒に、必死で買い集める。

カーテンは・・・「コレじゃなきゃ、嫌」とコダワリを見せる息子。

今まで、部屋のインテリアなど、関心皆無だった息子が・・・。

‘自分だけの城’となると、築き甲斐があるのであろう。

日当たりが良く見晴らしの良い部屋・・・。一泊して夕方、

‘それでは頑張ってね’と一人、帰途に着いた・・・。

Photo

一人の帰り道・・・・

ヤッター!  子育て完了’・・・と

大きな喜びと,ほんのちょっとの寂しさの

感慨に耽って・・・・いる余裕が

実は、あまりなかった・・・。

国道は雪溶け水でビチョビチョ。対向車にトラックがいっぱい・・・

いきなり視界がぼやけるので「なんだ、なんだ」と思ったら、パシャパシャ

水跳ねされている・・・そのうち、春の淡雪も降ってきて・・・

家に帰り着いた時は‘生きてて良かった。’とホッとした。

そして・・・義務と緊張から開放されて安心したのがいけなかったのか・・・

風邪を引いてしまった・・・・

この春は、私にとって、・・・「起伏の激しい春」である。

 

 

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No.97「K君の一周忌」

2009-03-13 | 日記・エッセイ・コラム

           nonnon日記

12日は、三角耳のK君の命日だった。

お花を飾って、朝、線香をあげた。

1年は経ったけれど、悲しみは時効になっていない。

1年前のこの晩、冷たくなってバスタオルにくるまって

横たわるK君の手を、夜中に何度も起きて握り締めた。

これからK君と暮らせないのだと思うと怖かった。

それ程、20年間でK君が私にくれたものは大きかった。

10歳を過ぎた頃から、本当によく物事を理解する猫になっていた。

朝‘お早う’というと必ず‘ニャー’と返事。

‘おいで’というと2~3秒の間を置いて必ず膝に乗ってきた。

TVの動物番組が好きで、いつも30分は真剣に見ていた。

布団を敷く時間になると、和室にチョコンと座って待っていた。

(私の布団で腕枕で寝る子だった。)

息子が中学生で反抗期真っ盛りの頃、

後ろから襲って、よく息子の足を引っかいていた。

私の味方をしてくれているようで、可笑しかったけれど、心強かったよ。

悲しい出来事があって、涙をこぼしていると・・・

真ん丸い驚いた目をして寄ってきて、顔をなめてくれた・・・。

(あの時の君の優しさを、私はこれからも一生忘れられないだろう。)    

人間から与えられるご飯を食べ、

人間から与えられる生活に満足せざるをえなかった、

猫の君。    至らなかった飼い主でごめんね。

君を失いたくないばかりに、医療行為に走って・・・

口の利けない君に最期に辛い思いをさせたのでは、と思う。

いつか私がそちら側に行って、再会したら、

怒っていいから、しっかり怒っていいから。

それにしても・・・ああK君、君に会いたい・・・。

こんなふうに悲しい想いの時、傍にいて慰めてくれるのが

君だったのに・・・・。

 

 

 

 

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