もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.241「希望の初孫ちゃん」

2013-08-09 | 日記・エッセイ・コラム

                                    nonnon日記

先月、夫の病室の同病で入院中の70歳の方に‘初孫’が生まれた。

地方都市に住んでいるお嬢さん、退院すると赤ちゃんを

抱っこして、4時間も(婿さんの運転する)車に揺られて、

真っ直ぐに入院中のお父さんの所へやってきた。

17年間、病と闘っているお父さんに、‘初孫’を見てもらう為に・・・。

言葉ももう全く話せず、手も動かせず、コールも押せないお父さん

だが、頭はしっかりしていてよく笑い、目ばたきで、意思を表明

している方だ。

お嬢さんは、40歳の高年齢出産。なかなか赤ちゃんに恵まれなくて、

不妊治療にかなりのお金もかかったそうなのだ。

私はそのお父さん(おじいちゃん)と赤ちゃんの

‘感動の場面’には、出会えなかったけれど、

夫がその‘待望のベビー’に対面して、感動していた。

1か月近く、実家で過ごした御嬢さんとベビーのセットも、

2日前、パパと暮らす為、地方都市に帰って行かれた。

その間、必死で‘尽くした’おばあちゃん’は、一回り

痩せてしまわれたけれど、何とか大任を果たして、

ホーッ とされて、またマッサージに通う日々である。

テーブルの上には、可愛い孫娘の写真立て・・・・。

これからの成長を楽しみに・・・・。

赤ちゃんは、不思議なパワーを持っている。

それは、未知の未来を沢山持っているからかも知れない。

‘希望’を失いかけた大人に明るい光をかざしてくれる。

自分も‘ババ’の立場になって、初めて、

‘ジジババの気持ち’ が分かったように思う。

 

 

 

 

 

 

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No.240「公園の樹木伐採」

2013-08-03 | 日記・エッセイ・コラム

           マンション日記

その日の夕方、公園の裏の一戸建のご夫婦に出会ったので、

「木が切られましたね」と私が言うと、奥さんは、

「そうなの。ショックでねェ。抗議したけど、切られてしまったわ」

「親父の代から育てた樹齢70年以上の木が切られた。」

とご主人も意気消沈。(この公園は実は、このご夫婦が

寄付した土地に作られたのだ。)

翌日の午前中、またもう一人のご近所一戸建奥さんに出会い、

結局3人で、それぞれ公園管理事務所に苦情電話を入れる

ことにした。

それにしても・・・いくら苦情を言ったところで、

切った木はもう元には戻らない。

何故公園の大木が切られたか?

それはうちのマンション駐車場の端の車が、白い車に

買い替えられたことに端を発する。

新しい白い車に、木の枝葉、虫による汚れが付き、

市の土木センターに苦情を入れたそう。

その話を管理人さんが聞き、アレルギーがひどく、

常日頃から樹木剪定、伐採に非常、否異常に熱心な副理事長が

動いたのだ。

理事会では、「端の車が汚れるし、カラスの害もあるので、

市に苦情を入れて、木を切ってもらう。」という話は

耳にはしていたが、‘枝の剪定’くらいに思っていた。

まさか、何の悪さもしていない他の木まで7本も切るとは・・・。

(公園境界線の両端2メートル内の木が対象だそうだ)

なんでも、市の職員の言うことには・・・・

「もうケアができない木は、‘間引く’方針」 だとか。

まめに剪定する経費がない、ということだろうか。

他の公園の木も、一斉に、こんな目に遭っているのだろうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

緑がすっかり少なくなり、スケスケになった公園の空間を

見るにつけ・・・私は考える・・・

もし駐車場端のお宅が、白い車に買い替えなかったら・・・

今頃、あの見事な大木達は、

何事もなく、ここに茂っているだろうか・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あの大木達を助ける方法は、無かったのだろうか?

木にしがみついて、‘実力行使’したら?

「自然破壊だ」と言うご近所さんと‘人間の鎖’やったら?

・・・昔、見た、成田空港建設反対の ‘ゴボウヌキ’

みたいになったんだろうか????

 

 

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