もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.222「難病にも不幸中の幸いはある?」

2012-11-25 | 健康・病気

           nonnon日記

夫の病室に、夫と全く同じ病気の人がいる。

夫と同じように50代半ばで発病して・・・・

何と15年・・・というから、支えていらした奥様の

ご苦労も想像に難くない。

「働いていた時は、リストラに合わないよう、病気を

周囲に隠すのが大変でしたが、夫は定年1年前まで

頑張ってくれて早期退職。障害厚生年金も出ました。」

と、お互いの苦労話に・・・。

思い起せば、我が家も大変でした。

難病では、発病の初期が大変であると思う。

ずーっと続くのであるから、病気の心配に加えて、

経済的な不安も大きい。

「これからどうなるんだろう」と動揺する。

そんな時に私の強ーい味方になってくれたのは、

親身になってくれた友人・知人

そしてパソコンのインターネット情報・

スーパー銭湯の露天風呂、等々だったように思う。

まず最初、夫の病名を聞いて、友人が障害者手帳の取得

を薦めてくれた。保険の仕事をしている高校の同窓生は、

「障害厚生年金で、現役時代の6割位はもらえるよ」と

教えてくれた。それがきっかけで、私は毎晩

インターネットで情報集めに奮闘!

今では両方共、1級をいただいている。

(幸か不幸か・・・)

それに加えて、加入していた保険の給付請求。

「重度障害」ではあっても、どの程度の障害を

「重度障害」と認めるかは、会社によって違う。

実体験から言わせてもらえば、

生協の「あいぷらす」は、とても情け深い保険だった。

歩行器の段階で、すぐに満額出してくれた。

こんな時代なので、有価証券を保有しない点も

生協は信頼が置けると思う。

1枚5~6千円の診断書を各種の申請のために、

一体、何枚書いてもらっただろう?

「えらい、書類多いね。」と言いながら、忙しい中、

嫌なお顔もされず、書いてくれた主治医にも

ひたすら感謝!である。

申請を出す度に、一喜一憂であった。

資格を持って働いている友人が、

特定疾患受給者証や、介護保険のことを

アドバイスしてくれたのも大変助かった。

近所の皮膚科では受付の女性が歩行器の

夫を見て、「もう1枚ありませんか?」と尋ねて

くださり、全然知らなかった重度障害者医療費

受給者証というのを申請することができた。

振り返れば、周囲の人にずいぶん助けてもらって

今日、無事に暮らせて、心置きなく夫の病気の

心配をすることができている。

不幸中の幸い とはこういうことかな、と思う。

これから社会保障の財源も危うくなりそうな日本

ではあるけれども、まだまだ世の中、

捨てたものではない、と思える。

できないことはできないけれども・・・

(病気はどうしようもないけれど)

できることはやろう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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No.221「夢の中の至福のひと時」

2012-11-13 | 日記・エッセイ・コラム

            nonnon日記

久しぶりに、4年半前に亡くなった愛猫

カールの夢を見た。

カールが丸い小さな電気コンロの傍に

うずくまっていて、脇の毛が、コンロに

接して焦げている。

驚いて抱き上げて、焦げた毛を振り払った。

カールをひしと抱っこしたら、

濡れた鼻が私の頬に触れて、ヒンヤリと

冷たかった。

慣れ親しんだ、ふんわりとした毛の感触を

感じながら、安心感に包まれて

しばらくギューッと抱っこしていた。

そして、フッと気が付いた。

「あれ、カール、あんた、死んだんじゃなかった?」

ーそして目が覚めた。

目が覚めて、がっかりした。

カールの鼻の冷たさが、まだ頬に残っているのに。

夢でいいから、もう少し抱っこしていたかったー

可愛いカールとの至福のひと時ー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

歳を重ねるということは、‘想い’を沢山持つと

いうことだろうか。

夫の付添いで通う病院への道は、今日も

色とりどりの紅葉に包まれて、目に痛い程だ。

 

 

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No.220「嬉しいお知らせ」

2012-11-07 | 日記・エッセイ・コラム

                nonnon日記

P1000770夫の入院した病院で

ベッドの上で

一生懸命絵を

描いていた

 

P1000768 神経難病の人がいた。

「私の手が少しでも

 動く内に」

と言いながら


緻密な絵をP1000771

描かれていた。

夫がインカや

マヤ文明のマニア(オタク)で、

夢はマチュピチュに行くことだと言うと、

「よーし、一緒にマチュピチュに行こう!約束だよ。」

と言って、その遺跡の絵を描いてくださり、

(退院した後に)登山用のとても可愛い、

ミニチュア革靴を縫って、送ってくださったのだ。

その方から、先日、「東京で開かれた版画の展覧会

で、優秀賞に選ばれた」というお知らせを受けた。

退院されてから、リハビリステーションに通いつつ、

創作に励まれたようだ。

病気になられてから、花開いた才能であるらしい。

「ハーー 」とひたすら、感服しているー

夫と私であった。

 

 

 

 

 


           

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No.219「マンション給水管更新のトラブル・その2」

2012-11-02 | 日記・エッセイ・コラム

                                    マンション日記

2当初、理事会では、共用の給水管

のみの更新の予定であった。

昨年2月の総会では、その予算が

可決された。その後、管理組合連合会の

勉強会も催され、専有部分管更新を勧められた

こともあり、住人の中からも、共用・専有部分管を

一緒に、という要望が強まり、理事会で決議の上、

合い見積もり、複数業者説明会、選定と進み、

臨時総会で専有部分、共用部分合計分の

修繕積立金取り崩しが可決された。

ところが、である。

昨年までに既に、専有部分管更新済みのお宅は

我が家を含めて4戸。それは理事会で了承済み

で問題なかったのだが・・・

事前調査の段階から、新たに、数戸が専有部分

の工事拒否!

その後1戸は、調査・説得により工事に応じたが。

後の数戸は、「自分で選んだ業者でやる」と。

その中の1戸は

「専有部分をやるなぞ、聞いていなかった」

と理事長に抗議。(臨時総会案内と、玄関前に

置かれた大きなホワイトボードの、いやでも

目につく賑やかな張り紙も目につかなかった?)

気の毒なのは理事長である。

当初、共用部分だけの工事のつもりが、

周囲の要求に応えて専有部分の工事まで

大きな‘責任’を背負い、業者との交渉におおわらわ、

の上に理不尽な抗議の矢まで飛んでくる。

その‘労力’の恩恵に浴した大半のマンション住人は

こんな理事長の‘苦難’は知る由もなく終わるであろう・・・。

私にも似たような経験があるので、

これがまさに、‘唯我独尊’の集合体であるマンションの

管理組合運営の難しさかな、と思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところで・・・「自分で工事する」と言って、工事相当金を

受け取って、ずーっと工事しないお宅があったら・・・

どうなるのだろう・・・・?

将来に渡る、管理組合の責任は?

基本的に専有部分は個人の責任と言っても

もし次に引っ越してきた人が知らずに住めば

いつか水漏れが起きて困るであろう。

議事録に書いてあっても、書庫から捜すのは大変。

数年すれば、役員も、住む人も、ことによっては、

管理会社も変わる可能性だってある・・・・・。

中古マンションを買う時は、管がどうなっているのか

確認することが大切だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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