マンション日記
もうじき総会である。
今期,私は会計理事を務めたが、正直、今期理事会は、
ハラハラ理事会だった。
理事長、副理事長が、揃ってやたらに、「財布の紐がゆるい」人達。
例えば、その「提案」が・・・・
1,理事会は毎回、近くの喫茶店で開く。(そのお茶代は管理費から出す)
(これまでの、管理人室での開催では狭いから、だそうで)
2 レクリェーションとして、居酒屋で飲み放題会。
費用一人3800円の内、2800円は管理費で補助。
帰りのタクシー分乗の費用も管理費で。
(当マンションは、年金生活者、高齢者の割合が半数位である。)
個々人のポケットマネーで飲むなら結構だけれど、‘税金’の
ように全戸から毎月集められる管理費を使って、
一部の参加者だけが楽しむのは・・・。
この2つの提案に反対するのに、役員3人で
どれだけ多大なエネルギーを費やしたことか・・・。
(結果、理事会はこれまでと同じ管理人室で。
レクリェーションは、庭バーベキューに変わった。
雨で、中止になったけれど。)
3, 植栽費用について、 業者と回って、仕様を決めたそうで、
予算より12万円オーバー。
(5万円は、理事会で抗議して、やっと削ることができた。)
(樹木を切り過ぎて、美観を損ねた由、後で住人から苦情も出た。)
殊に、副理事長は、建設業関係者であることをアピールし、
事ある毎に、「うちの業者に頼め」と宣伝に励む。
‘活発に’工事提案を出すので、本当に必要な工事、修理かどうかの
チェックに相当なエネルギーを要し、油断ならない。
このお二人、前の総会で、長年理事会に携わってくれた役員さん達に、
「あんたは長くやり過ぎている」と、個人攻撃。
前期理事さんが、今期は一人も残らない、という異例の事態の末、
自ら立候補して、理事長、副理事長に着いた。
危機感を感じた私、
とにかく、頼りになりそうな住人数人に声を掛け
一緒に役員にになってもらいました。
今では「住人の立場」でマンションを守る貴重な「同志」です。
マンションにはいろんな人が住んでいます。
必ずしも、「お金を上手に使って、良い住環境にしよう」という
一般的住民としての良識を持って、役員になる人ばかりがいる
わけではありません。
いろいろな「目的」をもって、理事会に加わるのです。
そして・・・管理会社は、沢山お金を使ってくれる理事長を好みます。
それは利潤追及の企業の宿命です。
これに対抗するには、住民の‘連帯’しかありません。
高齢化だ、介護だ、体が・・・と愚痴っていても始まりません。
自分の家族も、自分の家、マンションも、
自分で守らなくて、誰が守ってくれるでしょうか?
マンションは、政治の世界のミニチュア盤かな、
と思うこの頃です。
ボケ防止のカラシ、マスタードでもある、と思って
頭に湯気を立てつつ、血圧に注意しながら・・・
次期も頑張ります!