もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.94 「不満分子現る!」

2009-02-25 | 日記・エッセイ・コラム

        マンション日記(理事長編ーその45)

近々、年1回の定期総会を開催予定。

大規模修繕の決算や管理規約更新等、盛り沢山である。

委任状もかなり集まり、スムーズに承認されるかなーと思っていたが・・・ 

先週、アンケートに「意見あり」とだけ書いてきた組合員に

「どのようなご意見でしょうか?」と電話して尋ねたところが・・・・

いきなり 「あんた、おれの言うこと、何も聞かないだろう」

険悪モードである。・・・

「具体的にどんなことでしょうか?」と聞くと、

「エレベーターの中の壁のリフォーム!」

(・・・大規模修繕中のアンケートで、そう言えば・・・)

「修繕委員会で、そこはまだ綺麗だから、とはねられて入り口の外枠を塗り替え

たのですが・・・大規模修繕工事で忙しくて、お知らせしなくてすみません。」

「そういう問題じゃ、ないだろう!」(ガチャン・・・ツツツーーーー)

やれやれ・・・・・・・60代のオジンはどうしてこう気難しい人が

多いのでしょうか?(イエ、例外の方もおられますが。)

で、オマケがある・・・

その話を、ある理事さんにしたら・・・

「そういう人には、役員をやってもらいましょう。

負担を公平にすべく、役員は輪番制にしたら?」

(あれあれ、そっちに行くんですか。・・・輪番制にすると、事情の解らない

役員同士で、「どうしたらいいのですか?」状態となり、

管理会社が‘大家さん’になってしまいますよ。

「労力をかけて、文句を言われて、役員なんて馬鹿らしい・・・」

と投げ出せば、結局管理会社(どんなに良い管理会社でも営利が基盤にある)

のペースになってしまい、住み心地の良いマンションにはならない・・・・。)

 ウーン・・・だからマンションは難しい・・・・・

3年も理事長やったのに、どうかしたらまた

振り出しに戻っちゃう・・・ウーン・・・・(+o+)

 

 

 

 

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No.93「塾生徒の思い出・その2」

2009-02-20 | 日記・エッセイ・コラム

             nonnon日記

Moyai_064_2 我が家のリビングの壁にかかっているこの猫の掛け物は、

塾生Cちゃんが卒業の際、持って来てくれたものである。

さてCちゃんのことを何と表現しよう?

(中学生なのに)疲れた子の多かった中で、いつも

元気いっぱい、ユニークな可愛い女の子だった。

部活はバレー部だったかな。

彼女がいつも元気だったのは、それなりの理由がある。

夜は、何の宿題があろうと、何の試験があろうと、ピッタリ9時に寝る。

提出物は一切出さない。先生に何と言われようが、出さない。

頭はいい子だったが、この自分で決めた頑固‘戒律’を守って成績は見事に

英数体以外オール2。当時、相対評価で先生の裁量が大きく、

親も子も内申点を気にして‘神経症的’優等生の多い中で、

全くマイペース。ユニークな存在だった。

(初め、学校の宿題を出すよう、私も説得に努めたが、仕舞いには諦めた。)

でも心が、ホッとするほど健康的で、クラスの中のイジメ に憤慨して不良の

男の子にも‘止めなさいよ’と言える子だった。

集中力はあって、教えた分はきっかり受け止める子で、

この子の相手をするのが、正直、私は楽しかった・・・。

3年生の2月、本命の私立高校入試、面接の前の日のこと。

明日面接というのに、見ると制服に汚れがいっぱい・・

替えはないと言うし、クリーニングも間に合わない。

仕方ないので、うちにある、ウールの洗える洗剤を持たせた。

・・・・・

次に来た時、・・・「面接どうだった?制服洗って行った?」

「うん、おばあちゃんが、洗ってくれた。」

(お母さんは看護士さんで、忙しいらしかった。)

「で、面接は?」

「うん、それが・・・面接官の先生が、うちのマンションに住んでる

よく見る、おじさんだった・・・・」

「うわー、良かったね。なら絶対とってくれるよ。」 

「・・・・・だめや、絶対ダメや・・・落ちてる・・」  

 「・・・なんで???」 

「・・・・悪いとこ、いっぱい見られてる・・・」

「・・・ハリャ・・・」 

・・・というわけで、二人で心配したけれど・・・・・・・

受かっていて、良かった。

今頃、22か23歳・・・どんな美人になっているだろう。

今の混沌とした時代を、たくましく生き抜けるのは、

案外、Cちゃんのような子かも知れない・・・と思う。

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No.92「遠視の目を守る」

2009-02-16 | 日記・エッセイ・コラム

           nonnon日記

老眼、と言うとちょっと悲しいので、「遠視」と言います。

眼鏡をしていても時間が少し長くなると、疲れます。

(遠近両用眼鏡も作ってもらいましたが、これが大層、疲れるので、全然使って

いません。)  そこで、私なりの対策を探してみました。

Moyai_058 大きいフレームの眼鏡でなく、下のように’グラスが細い’眼鏡

を掛けて、時々視線を上に向けて遠くを見て目を休ませます。

遠視では、遠くを見ることによって、目がリラックスするそうです。

‘カッコ悪い’とまだコダワリをお持ちの方は、お一人で

読み物をする時にだけどうぞ。

Moyai_063 それから目薬です。私は今年新年早々、目の痛みで

眼科に通いました。自分の黒目部分を

写真でUPで見せていただいて、

「ほら、ここが腫れて皺がよってる」

・・・はりゃ・・・で、出していただいた

目薬を3日差したら、きれいに皺が伸びました。

「この薬、顔にも差していいでしょうか?」と訊いたら、

先生にも看護士さんにも、大層、ウケテしまいましたが・・・。

(その薬はヒアルロン酸入りの点眼薬でした・・・。)

その後、ドラッグストアで気軽に手に入る、自分の目に合った目薬はないか・・・

と探して、行き当たったのがこれです。今まで使っていた、フツーの‘疲れ目の

目薬’よりずっと、効能があるようで、気に入っています。

(‘目の健康’を保つには、‘目の体操’も良いそうです。)

友人知人の中にも、体に‘心配な部分’を持っている人が多くなりました。

でもこの年代、まだまだ‘楽隠居’には遠いです。

弱点をケアしながら、良い働きをすること

大きなテーマと思われます。・・・・辛い時もありますが・・・ 

(高橋はるみ北海道知事は胃がんを克服して・・・脱帽です。)

 

 

 

 

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No.91 「管理委託契約書の見直し」

2009-02-13 | 日記・エッセイ・コラム

        マンション日記(理事長編ーその44)

管理会社を変更して2年半が経ち、大規模修繕も無事終えることができた。

現管理会社さんはよくやってくださったと感謝している。・・・・が、である。

せっかく理事長を3年も経験したのであるから、当マンションを守る為、

理事長を降りる前に、できることはしておかねば・・・という思いに駆らる・・・。

それで管理会社との契約書をよーく見ると・・・・

あるある、問題点が・・・・。

①「 乙は掛け捨て保険に限り甲の損害保険証券を 保管する。」

・・・・・これは標準契約書にもある条文だ。積み立て保険だと、

  証券を担保に融資を受けることができるので、有価証券の扱いで、

管理会社は預かれないらしい。1年保険ならOKということだが・・・

2年前の例の‘水漏れ事件’で、・・・

前管理会社が、過去2年毎に保険会社を変えさせており、

(手数料稼ぎであったらしいが)証券もコピーがあったりなかったり、

いざ、補償金を請求しようとすると、どの保険会社も‘自分の会社の保険期間内に

起きた事故ではない’と逃げて・・・あの時の体験からすると、

保険証券は理事長がしっかり保管して、保険会社はあまり変えない方がいい思う。

② 「乙は、甲の会計に係る帳簿類を整備、1年間保管する。」

 ・・・・総会が終わった後、帳簿を1年間預かる、のである。

 標準管理契約書にも「1年間」なんて書いていない。

去年はどうだったかな、という比較を、組合側ができないということである。

現管理会社独自のやり方だと思うが、承認できないので、書き換えてもらう

つもりである。

③ 新しく付け加えてもらう条文として・・・

 「管理会社は、理事会で議決権の4分の3以上で、管理員の交代請求が

行われた場合、これに応じなければならない。」

管理人さんも、‘人’で、マンション住人も‘人’である。

どうしても‘相性’はある。・・・

管理会社にとって、理事長は大事な契約者である。

理事長が住民の方を向かず、管理会社の方を向いてしまうと

間違いなく‘悪政’になると思う。

高齢化していく住民が、‘住まわせていただいている’状態になって、冷遇される

ことのないよう・・・

理事会が‘防波堤’となる為の条文を作った積もりである。

現システムでは、理事長の権限が強すぎると思う。

仕事も権限裁量も、もっと分散して住民皆で分担し合う管理組合の運営が、

理想であると思う・・・・が。当節、時間のない人が多い・・・。

時間のある人では、体力のない人が多い・・・・。

でも、そんな中、何とか3年、無事に役をこなすことができて

幸せだったと思う。・・・私の‘意地’もあったけれど、

・・・・やっぱり助けてくださった皆様のお陰です。

 

 

 

 

 

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No.90 「骨の矯正体験」

2009-02-09 | 日記・エッセイ・コラム

            nonnon日記

夫がカイロプラクテイックを体験した。

私の知人で、右手右足にシビレがあり、脳神経外科のMRIでも異常がなく、

治らなかった人が、これに4~5回通ってピタッと治ったと聞いたので、

ものは試し、とばかり、夫を引っ張って行った。

夫は、肩の骨折はすっかり治ったが、半年金属プレートと共に暮らしたせいか、

肩をかばい過ぎて、動きが不自然。

尋ねて行ってみると・・・どうということのない、素朴で質素な

民家のリビングである。・・・そこに、60位のコワモテの

無愛想な(見ようによっては、暴力団の親分らしき)おっちゃん、と

可愛い目をした明るく、よくしゃべる奥さん。

(エー!ここ本当に施術院?この人ホントに先生なん?)

なんて内面の混乱を抑えつつ、とにかく話を聞く・・・・

30代までカケハギの仕事していて、ぎっくり腰になり、

カイロプラティックで治り、弟子にスカウトされた、とか。

特に‘痛み’に即効性があるそう。

有名病院の内科の先生が腰痛で来られ、

「○○ 番目の脊髄骨が悪い、と言い当てて、完治した。」とか。

3年前に咽頭がんに罹り、その後、脳梗塞。手が少し不自由で・・・、

今は殆ど、息子さんが治療に当たっているとか。

明るく、人好きのする奥さんで、‘看病の苦労’もなぜか暗くならずに、話す・・・。

次に来た常連らしい70代位の男性もリビングでくつろぎながらお茶をすする。

(体の不具合をしゃべって癒せる‘サロン’かな、)と思った。

さて、治療が隣の部屋のベットで始まった・・

息子先生に、夫の背骨、肩、グワー、と曲げられている。

(エエー!大丈夫?)と見ていると・・・

今度は、お父さん先生に首をグワーと右左・・・・

40分位、たっぷり治療していただいた。

夫は、「‘整体’は経験あるが、こんなに‘過激’な治療は

初めてだ。ミスがあったら首の骨折れるよ。」という感想であった。

骨について、熟知している故にこそ、できる‘技’なのであろう。

それでも半信半疑ではあったが、・・・

翌日、夫は職場で‘雪かき’をして汗びっしょりになり、

空腹に、やきそばと、おにぎりを買って夕飯前に食べたそうで、

・・・やっぱりやっぱり・・・効果はあったのだ・・・と思う。

保険が効かなくて、初診5000円、次回から4000円だが、

症状に合えば充分効果があると思う。

他の患者曰く 「親父先生の方が、指圧の力は息子先生より強いよ。」

プロフェッショナルの先生・・・

どうか癌にも脳梗塞にも負けないで・・・

奥さんも、きっとこれからも大変でしょうが、

負けないで、その笑顔を絶やさないで・・・

より大きい‘苦難’を抱えた人の前に出ると、自分の苦難が小さく思える・・・。

 いい‘治療者’ご夫妻にお会いした気がした。

 

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