もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.379「カモさん、オシドリさんとの9か月・その6」

2022-03-31 | 日記

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3月中旬、中央だけ雪が溶けただけの池に・・・5組のカモさんのカップルが

帰ってきていました!   私の姿を見つけると、バタバタ・・・と

羽ばたいて、ピョーンと跳び上がって挨拶にきてくれました!(と思う。)

ワア、カモ子ちゃん夫婦かな?(顔の判別、できないけど。)

私を覚えててくれたの?(と思う。)旅はどうだった?

何かに襲われたりしなかった?元気で戻って来れて良かったねぇ!

ご飯あげられないけど、ごめんね。餌の切れ目が縁の切れ目・・・

なんて言わないでね。これから、そーっと遠くから見てるからね。

またお互い、9か月、元気に過ごそうね。

(喜んで興奮している私をよそに・・・カモ子ちゃん夫婦は・・・

「なんだーーご飯ないのかーー」とクルッと後ろを向いて・・・

池にトコトコ戻って行った・・・・・・・)

 

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No.378「カモさん、オシドリさんとの9か月・その5」

2022-03-26 | 日記

           nonnon日記

 11月上旬のある日、いつものように

散歩途中に池に目をやると・・・何と突如40数羽ものオシドリの群れ!

この池でこんなに沢山のオシドリがいたのを見たことはない!ビックリだ。

しばらく凝視した。・・・カップルが数組いたが、大方は、雌雄バラバラ

に散らばっていた。よーく見ていると・・・1羽の雄鳥が、1羽の雌鳥に何度も

近づくのを見た。雌鳥は、嫌な様子で、すぐ逃げる・・・間に割って入って

その雌鳥をかばう仕草の雄鳥がいた。それが3回繰り返された。

「もしかして、これはオシドリさん達の婚活パーティーでは?」と ’勘のい‘(?)

 バアチャンは推測した。「ぜひ、ボクの嫁さんに・・・」「あなたはいやよ」

「ほら、この子は嫌がってる。別の子にしなよ」そんな声が聞こえてきそうな光

景。しつこい男を、穏やかに平和的に制止しているのは、彼女のお兄ちゃんかな?

翌日池に行ってみたら・・・すっかりオシドリの群れはいなくなっていて、

いつものカモさん達だけになっていた。それっきりオシドリの姿は見ない。

新しいカップルを作って、一斉に暖かい土地に飛び立ったのかー。

 そして12月、池が雪に埋もれてしまうギリギリまで残って

いたカモさんカップル2組も、ついにどこかへ行ってしまった。でも私は知ってい

た。これはたった3ヶ月間のお別れだーと。3月には、またすぐ、まずカモさん達

が帰ってくる。大空を翔るながーい旅を終えて。みんなこの池が好きだら・・・。

どうか長旅を無事に終えて、元気に帰ってこられますように!

人間界は、もめ事、心配事、たっぷりだけれど・・・

春は、やっぱり楽しみです。

 

 

 

 

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No.377「カモさん、オシドリさんとの9か月・その4」

2022-03-06 | 日記

           nonnon日記

 人間界では戦争で度々悲劇が起きる。

地上に不穏な爆撃や煙を見かけた時、渡り鳥ならその地域を避けて、平和な

緑の多い住み心地の良さそうな場所に移動するのだろうか。天敵、ライバル、

縄張り、等あるかも知れないし、そんなにお気楽ではないかも知れないけれど、

チョット、渡り鳥の自由さが、うらやましい気がする・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

6月、池の周囲では、毎日、オシドリの母子が見られて、超人気!

いつも少なくとも5人以上の人間のファンに囲まれていた。

オシドリは男女共にカモよりも体が一回り小さい。カモのオスは頭が青や緑で

体部分はグレーが基調。オシドリのオスはよく置物のモデルになっているように、

派手でーよくまあ、自然界にこんな色彩がーと思われる程、美しいデザインだ。

そしてメスの方は、カモもオシドリもグレーが基調で、地味である。

このオシドリの母さんは、他のオシドリのメスと比べても、特に小柄だった。

その小さな地味なお母さんが、何といつも8羽もの子供達を引き連れていた。

8個もの卵を産んで、一生懸命子育てしている姿に、人間達は感動!

(見ている人の群れから「お父さんは、何をしている?」と言う声が2回聞こえ

たけれど。 よその家庭のことは、知る由もないー? )

不思議だったのは、親子が草原で草をついばむ時、よく周囲に4~5羽のカラスが

遠巻きにしていたけれど、一度も襲われたのを見たことがない、ことだ。

オシドリ母さんは、いつも緊張した様子で、ジーっと子供達から目を離さなかった

がー。カラスは人間が見ているので手を出さなかったのだろうか?謎である。

8羽の子供達の内、1羽だけ、よく群れを飛び出したり、いきなりトットと走って

離れて池に飛び込んだりするやんちゃ坊主がいた。(その様子も、可愛いかった。)

ある日「あれ、今日は7羽しかいない。」と心配している人がいて・・・

探してみると・・・大人のオシドリおじさん達の群れの中にいた。みんな同じ

ように見える子オシドリだけれど、それぞれに人間と同じように ’個性‘ がある

ようなのだ。

さらに、驚いたことにーある日、池の傍で、6羽の子オシドリが歩き回って

いた時・・・いきなり「ガアー」と一声、池の方から聞こえたと思ったら・・・

ドドドーバタバタバター とすごい勢いで、6羽が一斉に走って池に戻って行った!

あれはオシドリ母さんの「全員集合!」の号令だったのか・・・。

私は目を丸くして、オシドリ母さんの「しつけ」「教育力」に感嘆した。

あんなに小さくて、手もなくて羽なのに・・・鳥ですよ、トリ! なのに・・・

「私より子育てが上手だァ・・・。」(きっと、秋には隊列を組んでみんなで

渡り鳥 をしなくてはならないので、団体行動は厳しく教え込まれるのだろう。)

果たして、9月、立派に育った8羽の男女混じったオシドリを従えて、

オシドリ母さんがゆったり堂々と池の淵に並んで座っているのをよく見かけた。

あのやんちゃ坊主も、カラスにさらわれることなく、ちゃんと育っていた。

オシドリ母さん、あなたはエライ!

 

 

 

 

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