nonnon日記
あと1~2か月で転院の予定なので、今の病院で、
私が一番感謝している看護師Nさんのことを、書き記しておこうと思う。
彼女は、多分50代。
癌のお母さんの入院中、病院のケアに疑問を感じて、退院させて自宅で
看取ったという体験談。 さらに、息子さんも癌に罹り、自宅療養は
10年以上現在進行中、というただならぬ運命にもめげずに仕事を
している人だ。患者家族の視点をもって、アドバイスしてくれる貴重な
看護師さんだ。(昨年秋、喉頭摘出手術のことを相談した時、
「その気があるなら、冬になってインフルエンザ等、流行る前に手術して
おいた方がいいですよ」と的確なアドバイス。思い切って主治医に申し出
たら、動いてくださり、別の病院で手術して、無事戻ることができた。
あの時、手術していなかったら、流動食を吐くようになっていた夫は、
そのうち誤嚥性肺炎で亡くなっていたことだろう。)
けれども、そのN看護師も、最近は、夜勤の仕事の大変さに
「看る側」の立場で、パッタン、パッタン、
葛藤している姿も時折見られる。
患者の要望に、限りなく応える看護師さんは、身体を壊してしまうだろう。
でも患者の「必要」を、限りなく押さえつける看護師さんにケアしてもら
えば、患者はすぐに弱ってしまう。
介護ロボット、医療ロボット、IPS細胞、スタップ細胞(あった?)
での再生医療・・・・
「看る側」と「看られる側」が、もっと余裕をもって笑顔でいられるように
未来の医療現場は「進化」してほしいと心から願う。