nonnon日記
先日夫が40℃の熱を出した。
(今は下がったが)
午後、病院に行ったところ、酸素吸入マスクをして、
指差しながらフンガ、フンガ言っていた。
(ただでさえ、言葉がハッキリしないのに、理解のしようもない。)
そこで、視線入力装置の出番!
やってみると、画面に「あたまこうとうあい」 と入力された。
了解。いつも後頭部がかゆくて、‘シャンプーペーパー’で
ごしごし拭くと、喜ぶので、今日もそれかな・・・と訊くと・・・
ちがう、チガウ、というように、眉をしかめる。
しばらく押し問答をして・・・やっと気がついた・・・。
「頭の下に置かれていたアイスノンが、冷たすぎるので、どけて。」
ということだった。
(夫のシカメッツラが、さっと消えた。)
その間、私の頭の中の‘前頭葉’はフル回転。
あれか、これか、それか、・・・と‘謎解きタイム’なのである。
(時には、看護師さんも一緒になって‘謎解き’である。)
口が利けなくなった病人は、されるまま、である。
やがて将来、自分もその立場に置かれる日が来るかも知れない。
視線入力意思伝達装置は目だけでコミュニケーションできるので、
ぎりぎりまで会話できる。
使いこなせれば、やっぱり、とても便利である、と実感している。