nonnon日記
只今通学中の介護の学校の話である。
小人数の私のクラスでは、自費で通っているのは私を含めて2人だけ。
他の人は皆、職場の施設から資格をとるように言われて派遣されてきている人達だ。
(この資格を取っておくと、介護施設のサービス提供責任者になれるので、その気が
あれば施設を開設できるのだそうだ。)
施設の情報も、ちらほら入ってきて見聞も拡がるので、私にとっては、一挙両得。
隣の席の中年女性の‘夢’は、‘看取りの家’を開くこと。
「何と重ーい仕事を・・・」と驚嘆してしまった。
その‘決意’に至るプロセスは、未だお聞きしていないが・・・
実際に施設の長をやっていらっしゃる先生の講義で・・・
「私の施設でも何人か、看取りましたが、家族から感謝された例は、10例のうち
1例位かな。もっとこうやって欲しかった・・・とかいう苦情がとても多いですよ。
この業界、燃え尽き症候群で、辞めていった同僚も多いです。」
・・・さもありなん。困難事例を学ぶまでもなく、‘苦労’は推察できる。
人一人の生活と命のお世話をする仕事・・・その人のそれまでの人生と家族の在り様
を丸ごと受容しつつ・・・。本当に施設開設予定のクラスメートもいる。
・・・・‘やろう’という、そのエネルギーに感嘆している。