もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.166「看取りの家」

2010-10-06 | 日記・エッセイ・コラム

           nonnon日記

只今通学中の介護の学校の話である。

小人数の私のクラスでは、自費で通っているのは私を含めて2人だけ。

他の人は皆、職場の施設から資格をとるように言われて派遣されてきている人達だ。

(この資格を取っておくと、介護施設のサービス提供責任者になれるので、その気が

あれば施設を開設できるのだそうだ。)

施設の情報も、ちらほら入ってきて見聞も拡がるので、私にとっては、一挙両得。

隣の席の中年女性の‘夢’は、‘看取りの家’を開くこと。

「何と重ーい仕事を・・・」と驚嘆してしまった。

その‘決意’に至るプロセスは、未だお聞きしていないが・・・

実際に施設の長をやっていらっしゃる先生の講義で・・・

「私の施設でも何人か、看取りましたが、家族から感謝された例は、10例のうち

1例位かな。もっとこうやって欲しかった・・・とかいう苦情がとても多いですよ。

この業界、燃え尽き症候群で、辞めていった同僚も多いです。」

・・・さもありなん。困難事例を学ぶまでもなく、‘苦労’は推察できる。

人一人の生活と命のお世話をする仕事・・・その人のそれまでの人生と家族の在り様

を丸ごと受容しつつ・・・。本当に施設開設予定のクラスメートもいる。

・・・・‘やろう’という、そのエネルギーに感嘆している。

 

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No.165「癌と覚悟」

2010-10-03 | 日記・エッセイ・コラム

           nonnon日記

Moyai_295 今日、日本人の二分の一は癌に罹り、

三分の一の人は癌で亡くなるのだそうだ。

自分にも、いつ‘お鉢’が回ってくるか解らない。

この本を読んでおくと、‘その時’が来ても、‘怖く’

なくなる気がします。

「がんの最後は怖くない」大岩孝司 著 をご紹介します。

在宅で、ぎりぎりまで‘その人らしい生活’をして、痛みを感じずに最期を迎えた人の

例が沢山載っています。

寿命の長い人、短い人、いろいろですが、人生には必ず‘終わり’が来ます。

それが避けられない運命ならば、できるだけ‘安らか’な終わり方をしようではない

か、という‘ターミナルケア’の一方法でもあります。

なぜか解らず生れて、なぜか解らず人生に終わりが来ます。

親しい人達(動物!)との別離の悲しみ、未知の世界に行く不安、身体的苦痛、

それらが予測されて、死は恐怖です。

でも、逆に言えば、この3つが解決されれば、死は怖れるに足りない?

おだやかな充実した‘最期’を迎えられる?

この本は、私に新しい‘視点’を与えてくれて、とても‘新鮮’に感じます。

もっとも・・・にくまれっこ世に・・・・とか言いますので・・・

あまり・・・・ないかもしれませんが・・・・ブツブツ・・・

‘覚悟’はだれにでも必要と思います。

 

 

 

 

 

 

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