nonnon日記
3月下旬と4月上旬の2回、夫はまた40度近い熱を出した。
原因は昨年末と同じ「尿路結石」で、アーモンド型の石が腎臓のすぐ下の
尿管を塞いで、周囲が腫れて炎症を起こしているとのこと。
また専門の泌尿器科病院に転院となった。
転院して今日で2週間。今日2回目の「衝撃波治療」を受けた。
メスを使わず、体外から衝撃波を当てることで、石を砕いて、砂にして尿管に
流す治療法である。時間は30分位。
帰ってきた時、いつも120位の夫の血圧が170だった。
それも3時間位後には、いつもの値に戻っていた。
つけられた尿袋に真っ赤な血尿が痛々しかったが、それもやがて普通の尿に。
朝と昼の胃ろうご飯は抜きになったが、晩御飯は普通に胃に納まった。
いつものようにTVで「水戸黄門」と「巨人の星」を見て、ニュースを聞いて
ウトウト・・・した夫にホットしながら、病室を出た・・・。
前回、去年は膀胱の中を洗う治療で、その後3か月はとても調子が良く、
週に3回車いすに乗せてもらって、PT.OT.STの3人のスタッフに
熱心にリハビリをしてもらい、バナナやイチゴも刻んだものを食べれる程に
嚥下力も強くなっていたので、また石で足を引っ張られたのがとても残念で
ある。・・・でも物は考えようである・・・・。
この際、ここで、ずーっと夫が持っていた腎臓結石を解決するチャンスが与え
られたのだ、と考えよう。この石がなくなれば、夫が熱を出す要因がなくなる
のである。 (夫は肺炎は3年前位に1度やったきりである。)
私も新しい「環境」に適応して、昼には病院周囲を散歩してランチを食べ歩き、
周辺の店舗の探索でボケ防止に努めている。
思えば「病院付き添い生活」ももう6年・・・いつも心配は多々あれど・・・
それでも夫は(たくましく)生きていてくれて、何か尋ねれば目パチで、
ちゃんと応えてくれるのである。
どこに行っても会えなくなってしまうよりはずーっとずーっと、いい。
願わくば、・・・せめて、手だけでも動くようになればもっといい。
再生医療の進歩で、どうか、いつか夫の神経細胞が復活できますように・・・。