nonnon日記
私の年齢のせいか、ストレス社会のせいか、親しい人に、‘深刻な病’を抱える人が
多くなった。このブログの左上に貼り付けてある、デーケン先生の本に、
癌になりながら、ユーモアで周囲を笑わせる牧師さんの話も出ているが、よほど
覚悟のできた人でない限り、いざという時、なかなかそんな余裕は持ちにくいのでは
ないだろうか。
「いよいよ‘自分の番’が来た」と思った時、何を考えてどう行動するか、
それは人それぞれであろうが・・・・。
ノーベル賞作家の川端康成さんは、高齢となり‘てにはを’が分からなくなり、
自殺したと聞く。 プライドや、自分の最も大切にしているものが失われた時、
その絶望感とどう向き合うのか・・・。
先日見たテレビドラマの中で、重篤な病気に罹って、自暴自棄になる息子を目の前に
して、父親が「最期まで、自分を見失わないようにしようや」と諭すシーンが
あって、ジーンと来た。
「何があっても、自分を見失わない」
この頃、これが私の座右の銘になっている。