nonnon日記
7月の公園の池は例年
親子カモで賑やかだ。でもこの2羽のコガモ、1か月前は、8羽だったそうだ。
私が最初に見つけた時は、6羽。ファンオバサンの一人が言うにはー
池の中程にある「島」に、真っ黒の「鵜(う)」がいて、口に「ひな」を加えて
いたーと。「えー、ひどいわねー」と居合わせた一同、絶句!
・・・カモのお母さん、大変だったねェ。この2羽だけは、無事に育ちますように。
そして、あちらの2羽より一回り
大きい、この「カモ太君」。最近いつも一羽ぽっちでいる。
1か月前、上の母子セットと別の母子セットでーこちらは、少し大きいコガモが
3羽だった。でも最近いつもこの子は「一羽ぽっち」でいる。その上、どうも
見ていると・・上の母子セットが近づくと、サッと陸に逃げて、行ってしまうと
また池に戻る。あのカモ母さんは、自分の子以外は、排除するのかもしれない。
「キミのお母さんと兄弟は、どうしたの?」葉っぱの陰にうずくまるカモ太君を
「何だか、息が荒い、病気じゃないかしら?」と心配してる若い女性もいた。
ーーーーーところが、であるーーーー
後日、池に行ってみれば、その「一羽ぽっちのカモ太君」が、しゃかしゃか、
池のほとりを歩いていた。お尻のうぶ毛は相変わらずに・・・
思わず付き添って歩いていると・・・
葉っぱの上に止まっていたハエをパクッ。タッタッタッと歩いて・・・
草の根っこをクチバシでピューと引っこ抜いて、アレーと見ている間に
おおーきなミミズを引っ張り出してキュキュキューと飲み込んだ!
「えー、えー」と呆れて見ている私に構わず・・・
タッタッタッとまた歩いて、また草を引っこ抜いて、今度はフツーサイズの
ミミズを口に入れた・・・「チョットあなた、いくらなんでも食べすぎよ。
糖尿病になるよ・・・」と思って見ていると、さすがに食べきれず、吐き出した。
そしてトットっと、池に入って行った。
吐き出されたミミズは無傷だったようで、(命からがら?) 必死に土の中に
もぐって行った。
思いがけず、カモ太君の早業を目の前で見せられて、目を丸くした私。
・・・恐れ入りました。あなたなら、一羽ぽっちでも、充分、大丈夫。
たくましく生きていけますね。
今後も、どうぞ、その「元気」を私にも分けてくださいね。
お見それしました。失礼いたしますゥ・・・。