もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.60 「番猫」

2008-10-27 | 日記・エッセイ・コラム

            nonnon日記 

番犬ならぬ番猫の話である。

Siro_and_haku 10年前、一人暮らしの父は、

‘里親フェア’で母娘の2匹の白猫を

もらってきました。

 間もなく、親猫のお腹が大きくなって、

 なんと、2匹の雄猫が生まれました。

すぐに大きくなって、母子4匹の元気な成猫となり、

フスマや畳がボロボロに・・・。

父も体調を崩したこともあり・・・・困った父は、庭に3畳程の

小屋を建てて‘猫小屋’に4匹を住まわせました。

狭い小屋に閉じ込められて、

元気な猫4匹は、ストレスで、喧嘩ばかり・・・。

(この時期、猫達は本当に荒れていました。)

ついに、スキを見て、2匹が逃げ出し・・・

(独立心の強い子、2匹の家出でしたね。今では、2匹共、よそのお宅で

飼われているらしい、です。)

結局、母猫と、ちょっと気弱で素直な息子猫、(人間にすれば、マザコン気味?)

の2匹が残りました。

その後、父は入退院を繰り返し、一戸建ての実家は、ついにこの2匹で守ること

に・・・。

今では、入院中の父の楽しみは、外出許可が降りて、帰宅して、この2匹の猫に

会うこと、なのです。毎日、姉が訪ねて、餌だけは、与えていますが・・・。

人間が住んでいないので、戸の隙間から、付近のボス猫や、なんとイタチまでが

入ってきて、我が物顔に、餌を全部食べて、2匹は、2階で、恐怖で縮こまって

いた・・・という‘事件’もあったそうです。(以来、侵入されないよう、

戸は出入り禁止の密閉、閉鎖状態。)

時々、帰省して泊まる私に、すっかりなついてしまって・・・

引き取りたいとも思うのですが、父の楽しみがなくなるのでそれもできず・・・。

今回も、後ろ髪を引かれる思いで、帰って参りました。

ああ・・・・・シロ、ハク・・・(父の安易な名前の付け方・・・)

キミ達は・・・どうなるのでしょう? 

 

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No.59 「またまた帰省」

2008-10-25 | 日記・エッセイ・コラム

            nonnon日記

九州への帰省から、帰って参りました。

九州の10月は、丁度良い気候でした。

6ヶ月間入院中の父も、車椅子で孫の結婚式に出ることができて

とても喜んでいました。

式では、姉のお産の時に、手伝いに行き、

上の2人の子の保育園の送り迎えなどしたことなど、

思い出して、時間の流れの速さを感じました。

実家に置いてあったアルバムなどめくれば、若い日の父と母。

幼い日のブチャムクレの私とおめ目パッチリの姉・・・。

1つの家族の物語がありました。

父も高齢になったので、‘食器などで、使うものがあれば、

持って行ったら、’と、姉がいうので、

食器棚を点検すれば、・・・・

亡き母が、昔これでよく‘フルーツポンチ’を作って出してくれた

と、思い出す・・・ガラスの白い器・・・・。

ふかしパンをつくってくれた、アルミの蒸し器・・・。

そこに昔・・・確かにあった、1つの家族の生活・・・・

主がいなくなって、静かに眠っている、懐かしい品々・・・。

帰省では、誰しもこんな思いを経験するのでしょう。

そして、時間は決して止まらない、・・・

また先へ先へと進みます。

ホレホレ、振り落とされないように、しっかり先を見て・・・

「しゃんしゃんせんかい・・・」きつかった、母の‘優しい’言葉も

聞こえてくるようです。

  今では、猫2匹が留守を守っている実家です。  

この2匹の親子猫については、また次回で。

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No.58「銭湯考」

2008-10-13 | 日記・エッセイ・コラム

            nonnon日記

 我が一家は銭湯が大好きで、自宅風呂にはあまり入らない。

この地域には車で20分位の距離内に、大型スーパー銭湯が

6軒あるが、歩いて行ける地元銭湯も気に入っている。

そこの‘おばちゃん’はとても感じの良い人で、いつもホッ

するオーラを放ってくれるのだが、ある日

「私は働いてばかりで、どこにも出掛けられず・・・」

とおっしゃるので、「元気で働けることが、幸せじゃないですか」

とお答えしたら、ニッコリされた。先日はチョット、チョットと、

帰り際に、茹でとうもろこしを3本いただいた。

私の大事な‘癒し空間’なので、この銭湯が潰れないよう、

足しげく家族で通わねば、と思っている。

ところで、半年前、九州の実家に帰省した折、

その近くの銭湯に入ってみた時の体験である・・・・。

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ドアを開けると、すぐ番台で、80歳くらいのおじいちゃん。

靴箱ロッカーの鍵はみんな壊れていて・・・まァイッカ。

脱衣所で振り返ると、じいちゃんの目とぶつかって・・・

ムム・・・衝立が低い・・・これじゃあ、逆にお金もらわんにゃ

・・・・まァそんだけの価値はないかなァ・・ブチブチ・・・。

トイレ!戸の横木をずらして開けるムカーシ昔の戸!

それに・・・な、なんと、・・・ボットントイレ・・・

おまけに便器の周囲の床にヒビが・・・

このまま重みで落ちたら・・・どうしよう・・・(恐怖!)

急いで用を足して・・・

(とにかくお湯に浸かれれば・・・)

期待の湯船は?というと・・・70代位のおばあちゃんが、

二人、親しそうに話しながら浸かっていて・・・

よそ者をジロリ。 

・・・・そう、地元銭湯って、‘縄張り’意識があるのです!

どうせ私は‘銭湯の異邦人・・・’ 

‘日常’の価値は、‘非日常’を体験して

改めてその有難さが実感できます。

実家から戻ってきて、‘おばちゃんの銭湯’に浸かった時、

心からホッとして疲れがとれました。  

自分の居場所のあるところは銭湯でも有難い・・・です。

また10日間、父の介護で実家へ帰ります。

心密かに、‘おばちゃんの銭湯’を目指してまた

帰って来ます。

そんなわけで、しばらくブログもお休みしますが・・・

数少ない、貴重な読者の皆さん、^^^^^^^

このブログのこと、忘れてしまわないでくださいね。  

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No.56 「管理規約の更新・1」

2008-10-05 | 日記・エッセイ・コラム

         マンション日記(理事長編ーその34) 

この度、マンションの管理規約を更新することにした。

今の規約は22年前にできたものなので、現状とズレがある。

国土交通省の標準管理規約を基に・・・と思っていたら、

早速、聞こえてきた・・・理事会での意見は・・・・・。

①「国土交通省のは、長すぎて、誰も読まない、もっと短くしよう」

②「ベランダでの喫煙禁止を盛り込めないか?」 

 

 ①は可能と思いますが、②は、どうでしょう?

 確かに、これまで2戸のお宅から、

下の階の人がベランダで吸うタバコの煙が   

上がって来て臭い、という苦情を聞いています。

 

タバコの害’について、改めて調べてみると・・・

タバコを吸う男性は吸わない男性に比べて

肺がん4.5倍、咽頭がん32.5倍、胃潰瘍1.9倍!

その上なんと、タバコを吸わない人が煙を吸うと

吸ってる人より発ガン率が高くなるそうなのです。

タバコの煙には、喫煙者が直接吸い込む「主流煙」と、

点火部から立ち上る「副流煙」があり、

有害成分は低温の不完全燃焼時により多く発生するため、

副流煙は主流煙よりも毒性が強い・・・・

その有害物質の含有率は・・・

ニコチン   2.8倍    CO     4,7倍

タール     3.4倍   アンモニア 46,3倍   で、

主流煙がpH5前後の酸性であるのに対し、

副流煙はpH9前後のアルカリ性で刺激の強い煙。

それで喫煙者の近くにいると

目がチカチカしたり鼻が痛くなる・・・・・のだそうだ。

タバコが体に悪いことは聞いていたが、数字ではっきり

表示されると、ちょっと怖さを感じる。

万一、上の階の人が、下の階の人のお陰で、

ガンになったら、・・・本当に近所迷惑である

・・・・ではあるが・・・・・

ベランダの喫煙禁止を、マンションの規約に入れようとすれば・・・

もめるかもしれない・・・・

誰だって、楽しみを奪われれば、怒るに違いない。

さてさて・・・・この行方は・・・・??

 

 

 

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No.55「歯の治療」

2008-10-02 | 日記・エッセイ・コラム

               nonnon日記

今日は、過去に回った2軒の歯医者さんで‘抜いて、ブリッジか、インプラントに’

言われた歯を、ちゃんと治療して、噛めるようにしてくれた

しかも保険の低価格で)歯医者さんに感謝感激しています。

ところで、‘良い歯医者さん’、で思い出す、・・・・・・・

1つの失敗・・・・・・それは、カウンセリングの脱線の失敗・・・・です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その相談は・・・・・・

「A歯科の治療に疑問を感じるので、B歯科に行ったが、

治療費がとても高額で、この先通い続けたものかどうか という相談だった。

こういう相談の時は、クライエントの持っている情報を整理するだけで、

間違っても、意見など言ってはならない。ところが・・・・である・・・

聞いてみると、私と同じような歯の症状、・・・

知っている近所の歯科医院の名前が次々・・・・、

お金のこともあり、本当に困っている声・・・・。

どっかいい歯医者さん、ないでしょうか?」・・・か細い・疲労困憊の声・・・・

(どうしよう、どうしよう、・・うう・・・)

「ウーン・・・ソーウ・・・・私はァ・・・いや参考になるかどうか

解らないですけど・・ちょっとその・・、C歯科行ったら結構良かったような」

「ああ、C歯科は奥さんと知り合いなので、行き難かったのですが、

そうですか、いい治療してくれます?」

ということで、しばらく話が盛り上がった・・・。

クライアントはすっかり満足して電話を切られたが・・・。

受話器を置いた後・・・歯ッと我に返り・・・

(先輩に聞かれてないよね・・・・大丈夫よね。)

と、オドオドと、周囲を見回す、ヤマしい目をした私・・・、

・・・がありました。

自分の良く知っている領域、実体験のある領域の場合が

カウンセリングでは特に危険です。

いつも言われていたことなのに・・・ド・・ジ・・でした。

それにしても、・・・あの時の彼女、

その後、いい治療してもらっただろうか?

電話番号知っていたら、今日の、この歯医者さんを教えてあげるのに・・・(!?)

 

 

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