「ALWAYS三丁目の夕日'64」の公開が明日に迫った。テレビの芸能コーナーには、出演者の堀北真希ちゃんや、小雪さんなどが入れ替わり出演して、公開ムードを盛り上げている。
今回は「東京オリンピック」の開催された「'64」年が舞台だそうで、ボクら程の年配者は、青春まっただ中で、映画とは無関係にその時代を思い出すだけで、意外にも身体が熱くなったりする。
'64年、ボクは15歳。中学3年だった。この年は新幹線の開業した年でもあったが、ボクらの修学旅行(to 京都)は、まだ品川発の修学旅行専用列車「日の出」号だった。
東京オリンピックで忘れられないのは「東洋の魔女」「裸足のアベベ」、そして重量挙げの「三宅義信」と「ジャボチンスキー」だろうか?
同じ年、ベトナム戦争は激化の端緒を踏んだ。歴史上最大規模のM9.2というアラスカ地震が発生したのもこの年。
思えば青春のバイブルのようだった「平凡パンチ」が創刊されたのも確かこの年だった。
良い時代といえば良い時代だった。明日があった。未来を語ることができた。
貧しくはあったが閉塞感はなかった。戦後、すべてを失ってゼロから出発した日本国民にとって、わずか19年でオリンピックを開催したことの誇りと自信は、未来への大きなバネになった。それは中坊のボクでも感じた。
いまの若者は、自分の生きた時代に何かを感じ、思い出したい記憶、思い出して高揚するような記憶を持てるのだろうか? おそらくボクらのような、共通の記憶、同じ価値観といった記憶ではなく、もっと個人的な記憶しか持てないのではないだろうか?
前2作は楽しく観た。「ALWAYS三丁目の夕日'64」はどんな気分にしてくれるのだろう? 正直なところ、映画もいいのだが、ビッグコミックオリジナルに連載されていた西岸良平さんの漫画にこそ、ボクの「三丁目の夕日」は輝き続けているのだが…。
今回は「東京オリンピック」の開催された「'64」年が舞台だそうで、ボクら程の年配者は、青春まっただ中で、映画とは無関係にその時代を思い出すだけで、意外にも身体が熱くなったりする。
'64年、ボクは15歳。中学3年だった。この年は新幹線の開業した年でもあったが、ボクらの修学旅行(to 京都)は、まだ品川発の修学旅行専用列車「日の出」号だった。
東京オリンピックで忘れられないのは「東洋の魔女」「裸足のアベベ」、そして重量挙げの「三宅義信」と「ジャボチンスキー」だろうか?
同じ年、ベトナム戦争は激化の端緒を踏んだ。歴史上最大規模のM9.2というアラスカ地震が発生したのもこの年。
思えば青春のバイブルのようだった「平凡パンチ」が創刊されたのも確かこの年だった。
良い時代といえば良い時代だった。明日があった。未来を語ることができた。
貧しくはあったが閉塞感はなかった。戦後、すべてを失ってゼロから出発した日本国民にとって、わずか19年でオリンピックを開催したことの誇りと自信は、未来への大きなバネになった。それは中坊のボクでも感じた。
いまの若者は、自分の生きた時代に何かを感じ、思い出したい記憶、思い出して高揚するような記憶を持てるのだろうか? おそらくボクらのような、共通の記憶、同じ価値観といった記憶ではなく、もっと個人的な記憶しか持てないのではないだろうか?
前2作は楽しく観た。「ALWAYS三丁目の夕日'64」はどんな気分にしてくれるのだろう? 正直なところ、映画もいいのだが、ビッグコミックオリジナルに連載されていた西岸良平さんの漫画にこそ、ボクの「三丁目の夕日」は輝き続けているのだが…。