「政府の地震調査研究推進本部は27日、マグニチュード7.4の地震が想定されている立川断層帯(東京都、埼玉県)の重点調査を来年度から始めることを決めた。
震度6弱以上の揺れに見舞われる推定人口が1300万人と多いためで、3年程度かけて断層の形状や活動履歴を詳細に調べ、予測の精度向上につなげる。
同本部によると、立川断層帯での想定地震の発生確率は、今後30年以内で最大2%と評価しているが、過去の活動を直接示す十分な資料がなく信頼度は低いとしている。一方、東日本大震災による地殻変動の影響で、発生確率は高まっている可能性があるとしている」(2012年1月27日19時57分 読売新聞)
というような記事を読んだ。よくもシレッとボクの居住する地域の危険性をアピールしてくれたものだ。それにしても、立川断層の地震発生確率は「30年以内が0.5%~2%、50年以内が0.8%~4%、100年以内が2%~7%」(平成23年6月9日の地震調査委員会発表による)と、それほど高くないようにも思われるが、これは立川断層由来の活断層地震発生確率であり、他の地震との連動で起きる可能性を加味していない。「今後30年以内に70%の確立で発生」と予想されている、首都直下地震、多摩直下地震等との連動を考えれば、立川断層の危険性は、飛躍的に高まると考えるしかない。
胸の「ワサワサ」感は、抜けたり舞い戻ってきたりで、ハッキリしない。ま、地震とは関係なさそうだが……。
ちなみに我が家の近くを通っている立川断層は、娘の通っていた小学校の下を通っている。
最も護らなければならない子供達をおよそ無視した学校建設だなと、行政の姿勢に不信感を抱く父兄も多いと聞く。そりゃそうだな。子供達を通わせて、本来ならその場こそが避難場所になるほど安全であるべき学校が、最も危険な場所なのだから、ことがあれば親御さんは真っ先に学校から子供を避難させなければならないという、なんだかおかしな対応をせざるを得ないのだ。
なんにしても、大地は揺らぐ。それは避けられない宿命のようなもので、それが最小のものであることを祈るしかないのだ、人間は。