先日注文したフジフィルムのFinepix Real3D W3 がカメラのキタムラに届いたので、取りに行った。
インプレを・・・まずは、破格の中古品だったが、取扱説明書、ストラップが欠品以外は、レンズに多少使用感が見られるものの、外観はとてもも綺麗で、とても1万円少々とは思えない。
これが、人類最後の3Dデジカメかと思うと感慨深い。おおげさなようだが、FUJIが、今後新製品を出さない方針を表明している。携帯電話の3D機能は別として、本格的な3Dデジカメに最後までまじめに取り組んだFUJIが撤退を決めたのだから、この手のカテゴリーは終わりだということだ。
実際に手に触れて、撮影した感想は、本当にすばらしい。カメラはデザインだ!という筆者が、のっぺりとした、まるでデザインの無いこのカメラを本当にすばらしいと言っているのだから、いかにすばらしいかわかるだろう。
とにかく、2Dカメラでは当たり前の被写体が、皆生命を持って訴える。特に奥行きのある被写体は3Dの恩恵が大きい。自転車でも横から撮るのではなく、前後に奥行きのあるように撮ると、画面から飛び出して見えるのだ。
こんなにすばらしいデジカメが、なぜ売れなかったのか?一つは、3D画像をそのままプリントアウトできないこと。もう一つは、見ることのできるのがカメラのディスプレイ以外、3Dテレビ、3Dパソコン、専用フォトフレーム位に限られることだ。
3Dテレビ・パソコンが思いのほか普及しなかったのも原因の一つだ。せっかくの自慢の3D画像が人に自慢できないのだ。
このカメラ、今では1万円台半ばで新品が購入できる。本当に良いものなので、是非試してもらいたい。これがなくなったら、この手のカテゴリーは消滅する。残念だ・・・
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