東京モーターショーで展示されたトヨタのS-FR。
コンパクトなサイズにFRで、どこか往年のS800を連想させるキュートなスタイルと、いつ市販化されてもいいような内外装の完成度。
筆者は手持ちのスイスポとカプチーノを2台売っても真面目に欲しいと思った。ところが、市販となるとどうも難しそうな見解ばかり。
まず、トヨタにはこのサイズのFRシャシーがないとのこと。また、当初国内マーケットを想定して作られたが、市場規模が小さく採算が取れない。海外に販路を求めれば、衝突安全性、左ハンドル対応など仕向地へのカスタマイズが必要で、コストが上昇し、200万円では収まらなくなる。
でも、せっかくここまで仕上げたのだから(中身はFFかも知れないが)、クルマ好きの夢をかなえてくれてもいいと思うのだが。
FRシャシーは提携したマツダから仕入れる。ロードスターとの棲み分けは2シーターか4シーター、オープンかクローズかで生きる道はあるだろう。
ホンダのS660だって狭いマーケットで健闘しているから、メガ企業のトヨタが多少の遊び心で市販しても良いのでないの?遊び心といっても中身は本格的でないと困るのだが。
ということで、筆者はこのS-FR、熱烈歓迎だ!黄色はちと五十路にははばかられるが、ブリティッシュカラーなんか良いと思うんだけどな~