河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

ORS(@サンフランシスコ)2

2008-03-05 | 研究・講演
ORSの参加は記録を調べてみると、 2003年にNewOrleansで行われた49回大会以来なので実に5年ぶりの参加である。
アメリカでは2001年に同時多発テロが起こったし、2005年8月末にはNewOrleansがハリケーンで壊滅的打撃を受けた。
私の大学でもORSが行われる時期に学術コンファレンスなどの重要行事が行われるようになり、ORSからは自然と足が遠のいていた。

今回久しぶりに参加してみて、やはり時間と予算をかけて来る価値はあると思った。
学会そのものの学術的意義は当然だが、久しぶりに留学中の知人友人にたくさん会って旧交を温めるというのは何物にも代え難いと言うことが分かった。
むかし同じラボでSpineのバイオメカの基礎実験を行っていたトニーに会ったのはたぶん10年ぶりくらいだと思う。
似ている人を見かけたのでもしやと思ったが、アメリカ人に似たような風貌の人はたくさんいるので声をかけそびれていた。
翌日リー達と談笑しているのを見て間違いないことが分かった。
トニーはニュージャージーの新しい研究所であいかわらずSpineの研究を継続していると言っていた。

既に13年が経過したが、かつての研究仲間はそれぞれ自分の持ち場で着実に成果を出しつつある。

もちろん一番の出世頭はハーバードのリーであるが、こういう友人を得ることができたのは本当に幸運であった。

ORSの会場で懐かしい人を見かけた。BMPの研究で有名なハリー・レディー博士である。
ホプキンスにいた頃、ラボのメンバー全員でインド料理をごちそうになったことがある。
ホプキンスから西海岸の大学に移ったと随分昔に風の噂で聞いたが、以前とかわらずお元気そうであった。

そうこうしているともう帰国が迫ってきたが、あれこれあるうちに日本でため込んだストレスはどこかへ行ってしまった。
こころなしか持病の肩こりもあまり感じない。

歳を取ると外へ出かけていくのはおっくうになりがちだが、それでは進歩がない。
これからも可能な限り世界中のいろいろなところを見て、たくさんの人と知り合いたい。
コメント
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