河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

アホートヌイ・リャト地下ショッピングモール

2016-11-24 | 旅行記
リアナ先生とモスクワ大学を目指して歩いているとき、リアナ先生がクレムリンの前のマネージナヤ広場を指さしてあれが地下ショッピングモールの屋根と教えてくださった。
何のことかと思って見ると、丸いドームのようなものが見えた。

夜になって、一人で散策していると、その地下ショッピングモールの入口らしきものがあった。
興味を惹かれて入ってみると、そこは地下3階まである巨大なショッピングモールであった。

外から見えたドームのような屋根は、吹き抜けになっており、その地下3階は食事コーナーになっていた。

そして、地下3階にはユニクロも入っていた。

看板にキリル文字が書かれていることと、人々が寒そうな重装備の服装をしていることを除くと、ここがアメリカのショッピングモールだと言われてもそのまま信じてしまいそうである。

ソ連時代の面影はどこにもない。

リアナ先生が以下のようなことをおっしゃった。
昔のソ連時代にもいいことがあった。
あの頃は人々はものを大事にして、その寿命まで使い切った。
今は、季節毎に新しくものを購入するようになった。
常に新しいものを求めている。
精神面では昔の方が豊かだったような気がする。
















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グム百貨店

2016-11-24 | 旅行記
クレムリンと赤の広場に面してグム百貨店があるが、夜になるときれいにライティングされている。

百貨店の中にもクリスマスツリーの飾り付けがあったりしてとてもきれいである。

11月のこの時期は、寒くてロシア観光には不向きなシーズンとされているが、このデコレーションを見ると意外とこの時期は観光には適しているのではないかと思う。
キリスト教圏のクリスマスシーズンは本当にきれいである。











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クレムリン散策

2016-11-24 | 旅行記
リアナ先生と別れて、一人でクレムリン周辺を散策した。
今日はクレムリンは閉鎖されており、中に入ることはできない。
まだ午後5時前後なのに既に暗くなっている。
しかしそのおかげでライティングがすごくきれいである。











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モスクワ大学訪問

2016-11-24 | 旅行記
日本で今回のモスクワ旅行の準備をしているとき、時間があればモスクワ大学へ行ってみたいと思った。
日本で言えば東京大学である。
しかし、市の中心部からは少し離れているし、第一本館には許可がなくては入れないとガイドブックに書いてあるので、はなから訪問は諦めていた。

ところが、リアナ先生はモスクワ大学の教授なのであった。
実は、私は今回モスクワに来る前にはリアナ先生のことは全く理解できていなかった。
理事長が提携したロシアの先生だと言うことは当然知っていたし、リアナ先生が日本を訪問したときに、岡山駅近くの本学園が経営するクリニックで一度お会いしたことがあったが、全く記憶に残っていなかった。

ロシア日本教育センターを訪問した後に、リアナ先生がモスクワ大学に連れて行って下さるというので好意に甘えることにした。

ガイドブックによるとモスクワ大学はロシアにおける東京大学であり、モスクワ大学だけはコネでは入れないとのことである。
リアナ先生はグルジア出身だそうだが、モスクワ大学に学び現在は教授となっておられる。

こちらに来るまで全く知らなかったが、モスクワ大学はハイル・ロモノーソフという科学者が1755年に創設したそうで、リアナ先生の解説によると若い頃、学問に対する情熱が旺盛でシベリアからモスクワまで徒歩で出てきたのだとか。
モスクワ大学はもともとクレムリンの北側に創設されたが、1953年にスターリンが郊外の雀が丘に移転してしまった。
ところが、ジャーナリズム学部、心理学部、アジア・アフリカ諸国研究所などの一部の学部は今でもクレムリンの北側に残っているのである。
そして、リアナ先生の所属はアジア・アフリカ諸国研究所なのであった。
自分の研究室から毎日クレムリンが見えるなんてあり得ない世界である。

そういうわけで、ロシア日本教育センターから徒歩でモスクワ大学へ向かった。


リアナ先生と一緒なのでフリーパスで大学内に入ることができた。



これがモスクワ大学創設者のハイル・ロモノーソフの銅像。



教職員や学生が利用する学内のカフェテラスに案内された。
アメリカ風の新しいスタイルのカフェであった。
日本人観光客でここに来る人はまずいないだろうと思う。



私は昼食は既に済ましていたのでスープだけ頂いた。
アメリカ風なのでボルシチではなくてトマトスープ。



このカフェで、リアナ先生からいろいろなお話しをして頂いた。
明日の研究所訪問に絡めて、ロシアの医療制度などについても詳しく情報を頂いた。


普通の旅行では到底知ることができないいろいろなことを教わった。


しかし、こうした素晴らしい方と知り合う力を持つ加計理事長は、本当に強運の持ち主なのだと再確認した次第である。
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ロシア日本教育センター訪問

2016-11-24 | 旅行記
本日のミッションは本学と提携したロシア日本教育センターを訪問することである。

リアナ先生が午前中のモスクワ大学での講義を終えた後、ホテルまで迎えに来て下さり、ロシア日本教育センターまで案内して下さった。
宿泊しているホテルからは徒歩10分くらいのところであった。



右隣にはこんなおしゃれなお店がある。
加計理事長やリアナさんは日本の銀座のような通りだと言われるが、赤の広場へ直結するポリシャヤ・ドミトロフカ通りに面しており、確かに一等地にある。



事務所の入口には『吉備国際大学モスクワ事務所』の看板が掲示されている。



教室には日本的な雰囲気が醸し出されている。






今回初めて知ったのだが、アニメのクラスの企画が既に進行している。
ホームページも立ち上がっているのだが、本学の関係者はあまり知らないのではないだろうか。



リアナ先生から日本のアニメ関係にはロシアの学生の強い関心が示されていると聞いた。

せっかくこういった取り組みがなされているのであれば日本でももっとPRすれば良いのにと思った。



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モスクワの第一印象

2016-11-24 | 旅行記
昨夜、日本時間の午後11時頃に空港に到着して、もし自力でホテルに向かったとしたら疲労困憊してモスクワの印象は違ったものになったと思う。

ところが、思いもかけず、リアナ先生のご主人がご自分の車を運転して空港まで迎えに来て下さったので、私は非常にありがたかった。

リアナ先生というのはこの方なのだが、20年位前、私が丁度アメリカに留学していた前後の頃に、ご主人が文科省の招待で岡山大学に5年間来られていたのである。
日本語はお二人とも非常に流暢で、岡山のことも良く知っておられ、コミュニケーションには全く不安がなかった。

岡山に住んでいた頃、阪神淡路大震災があり、その後も日本の地震のニュースに接する度にとても心配になるのだそうだ。
先日も日本で大きな地震があったという報道を見て、岡山のことを心配されていた。

リアナ先生のご主人も、現在ロシアアカデミーの仕事をされており、娘さんはアカデミーが運営する病院で心臓血管外科医をされているということで、典型的なインテリ一家のようである。

リアナ先生ご夫妻からいろいろな説明を聞きながら、空港からホテルに向かったが、いろいろなことが分かった。

モスクワの構造は赤の広場やクレムリンを中心として3重の環状道路が同心円上に配置されている。

一番小さな環状道路の内部は18〜19世紀に建築された古い建物が建っており、1階は店舗などの商業施設になっているが2階から上はマンションで高級住宅になっている。

一番外の環状道路の内部には網の目のように地下鉄が張り巡らされているので、地下鉄での移動が早くて快適である。

したがって、モスクワで生活するときには地下鉄駅の近くに住むのが一番便利と言うことになる。

しかし、一般的な生活レベルの人は、経済的理由から環状道路の外の郊外に住むしかない。

そうなると郊外から車で市内に通うか、帰宅時には一番外の駅で地下鉄を降りたらバスに乗り換えて帰ることになる。
そうした人たちが、バス待ちの長い行列を作っているのを車の中から目撃した。

リアナ先生ご夫妻は、一番便利な中心部に自宅があり、職場も中心部なのでふだんは歩いて移動すれば健康にも良く不自由しないのだそうだ。
昨日は、マンションの地下駐車場に停めてふだんはほとんど運転しない車を運転して、初めて慣れないシェレメチェヴォ国際空港まで迎えに来て下さったのだった。

車が郊外から街の中心部に近づくにつれて渋滞がひどくなり、追突事故も昨夜だけで5件くらい目撃した。

リアナ先生によると、今年は11月としては異常に雪が降り、11月の初めに大雪が降ったそうだ。
その日はモスクワ中が大混乱で、飛行機も2日間着陸できなかったという。
交通事故はモスクワ中で900件も発生したとのこと。

そんな時期に鉢合わせしなくて本当にラッキーだった。

ネットの記事によると東京でも積雪があったとのこと。
今年は異常気象なのかもしれない。

クレムリンの近くのホテルに近づくと、丁度クリスマス用のデコレーションも始まっており、街の印象はずいぶん変わってきた。

ヨーロッパの古い町並みという趣である。

今日は少し落ち着いたので、散策してみるつもりである。


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