3月の末、娘の引越しだなんだと忙しくしていたころ、社会保険庁から、ねんきん特別便が届きました。
「ああ、これがそうなんだ・・」 と封筒を見て、まず驚いたのが、住所が平成14年に住所表示変更で変わっているのに、それ以前の住所できたこと。市役所と社会保険庁は、連携していないのですね。もっとも、年金受給者であるうちの母の住所変更を1年に1度の確認ハガキで何度も教えても変更にならなかったのだから、驚く事もないのですが・・。
わたしの年金記録には、厚生年金がまったく記録されていなかったので、これは国民年金だけの記録なのかどうか聞きたいと思い杉並区高井戸にある、社会保険業務センターに問い合わせをしたのですが、電話はぜんぜんつながりません。
秋田の社会保険事務所に聞いて、摺り合わせがされていない5千万件のうちに入るのだと知りました。
わたしは、年金手帳をもっていたので、高校を卒業後すぐに厚生年金に加入していたことがわかりましたが、ここに来て、ようやく、この国の年金業務のずさんさが実感としてわかったのでした。
私は、最初に加入した時の父の姓、最初の結婚、離婚、そして今の母の姓である佐藤・・と姓が変わっています。特に女性で改姓された人は手帳がないと摺り合わせは大変かもしれません。
平成9年に基礎年金番号ができてから、なにもなされていなかった現実を見て、この先、大丈夫なんでしょうか?と今さらながらに、政府機関のチェック機能の甘さが目立つこの国の体質に憤慨しています。
皆さまの年金は大丈夫でしたか?