僕の日々の食生活で、絶対に譲れないものが一つある。それは朝は和食であること。
結婚するときにカミさんに高らかに宣言した。これは結婚の条件であると。
和食は準備が大変なのか、少しずつカミさんの無言の圧力に屈して、いつの頃からか週末だけは和食の鉄則をひっこめた。でもウィークデーは和食に徹している。月曜日から金曜日まではお米のご飯とみそ汁の食事を貫いている。
和食といっても、ご飯とみそ汁、あとは何でもいい。お菜、佃煮、漬け物、海苔、納豆、なんでもござれ。
和食のよさは自然の季節感があること。まず、みそ汁の具に季節感がでる。自然の味わいを大切にする日本古来の和食が最高の食事だと思う。
それと味噌や醤油など醗酵調味料のうま味。これで一日、がんばろうという気になるというもの。
声高に食料自給率が40%を割ってしまったと騒ぐ前に、自分の食生活を振り返り、お米のご飯を食べる和食を見直すことが一番大事なことだと思う。
今、欧米で日本の食文化と和食が注目されている。日本酒も日本茶も醤油も評判がいい。日本人が和食の良さに気付くのが、外国人の高い評価に押されて気付かされるのではちょっと寂しい。
お米のご飯とみそ汁の和食に返ろう。