風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

ビルゲイツの軽井沢別荘 日本の民度

2014-07-24 | 田舎暮らし

 軽井沢でビルゲイツの別荘の建設が進められているようだ。6,600坪に地上1階、地下3階、総工費80億円、ヘリポート付きの大豪邸らしいけど、ビルゲイツにしてみれば普通の別荘なのだろう。
 先週末、群馬と栃木の県境にある日光白根山に登った帰りに軽井沢に寄ったので、軽井沢は近くに感じられるようになった気がする。なぜビルゲイツが軽井沢に別荘を、という話もあるけど、なぜか僕にはその疑問はない。軽井沢が別荘の適地かどうかを世界を知り尽くしたゲイツが彼の尺度で評価した結果のはず。それはおそらく、礼儀正しく、慎み深くて、清潔で、親切で、治安がよくて、品質レベルが高くて、知性があり、美的センスの優れた日本の国民性や民度や国家の安定性や安全性などについてビルゲイツの尺度で高く評価した結果なのだろう。軽井沢は東京から近くて、ヘリだったらひとっ飛びだ。
 終の住処かどうかは別としても、ビルゲイツが選んだ国、日本。軽井沢や長野県人のみならず日本人はもっと自国に自信と誇りを持っていいのかもしれない。
 

小池真理子 70年代の空気感

2014-07-24 | 田舎暮らし

 昨日と今朝、ラジオ深夜便『明日へのことば』は作家・小池真理子さんがゲストだった。一冊も彼女の作品は読んだことがないが、浅間山荘事件、学生運動、三島由紀夫、吉本隆明など懐かしい名詞が飛び出し、70年代特有の虚無感、挫折感の記憶が蘇ってきた。三島作品をよく読んだというくだりで、三島文学にはまったことのある身として強く共感した。久しぶりに70年代の空気に触れたくなり、彼女の出世作で直木賞受賞の『恋』をAmazonでポチッした。僕のように『明日へのことば』を聴いて、Amazonでポチッするラジオ深夜便リスナーは少なくないような気がする。Amazonがデータ解析すれば、その関係性は明白なはず。

 今また、中国の食品工場で使用期限切れの食肉を混入させていた事件で、同工場から仕入れていた日本マクドナルドやファミリーマートに注目が集まっている。これは氷山の一角で、「こんなもので死にゃあせん」という中国工場の管理者の発言に原因のすべてが集約されている。
 日本人は食の安全・安心をもっと真剣に考えなくてはいけないと思う。信用できる食材を適正価格で購入する習慣をもたないといけないし、そうすると必然的に国産品に帰着するはず。そしてそれが自然豊かな日本の農業や畜産の振興と食料自給率向上につながるだろう。食の安全・安心は一人ひとりのささやかな食へのこだわりにすぎない。