台風一過、明日、予定通り、会社の仲間と『のとろ原キャンプ場』に行けそうだ。準備をしようとザックをゴソゴソしていたらOpinelのナイフを見つけたので、ブレードを出そうとしたら錆び付いて出てこない。しかたなくKURE 5-56をスプレーして朝からナイフのラジオ体操をするはめになった。いち、にい、と屈伸運動を繰り返して、何とかブレードがスムーズに出るようになった。
ベネッセコーポレーションの顧客情報流失問題が今、騒がれている。岡山県の成長企業の一つ、ベネッセがマスコミに叩かれるのを見るのは正直、辛い。情報化技術が進歩した今日だから、ますます個人情報の管理の難しさを感じる。
Apple Japan社長、日本マクドナルドCEOを歴任して、マックからマックへと騒がれた原田泳幸氏が今年の6月の株主総会でベネッセHDの会長・社長に就任して間なしの事件、お気の毒としか言いようがない。株価も下落した。就任後の事件ではないので直接の責任はないだろうけど、早期の事件収拾を願う。
生え抜きの経営者ではなくて、原田氏のように経営のプロを抜擢する欧米流のやり方が日本でも見られるようになった。サントリーHD社長に就任した元ローソン社長の新浪剛史もしかりだ。その業に通じているかとか、組織に対するloyalty(帰属意識・忠誠心)の有無より、純粋にマネジメント力に対する大株主の期待が高まってきたからだろう。しがらみや先入観がないから見えてくるものもあるはずだ。
特に順風満帆に成長してきた企業では誇りや自信が驕りや慢心に変質することがあるので、福武オーナーが原田氏を会長・社長として招聘した背景にはそういう問題意識があったのかもしれない。