名古屋出張の最終日の朝を迎えた。たまの出張で都会に出てくると、それだけで疲れるけど、日中とは対照的に静まりかえった都会の朝は好きだ。夜明けの街はまだ人影がまばら。朝の光がようやく射し始め、一日の幕開けを告げている。
泊まったホテルのロビーにレース仕様のBMW S1000RRがディスプレイされていた。鈴鹿サーキットやホンダ、ヤマハのバイクメーカーを抱える土地柄を感じる。ホテルのエントランスにオートバイを飾るなんて、とてもおしゃれ。そばでバイク談義をしている高齢者の姿をほほえましく眺めた。
お昼は「あつた蓬萊軒」本店でひつまぶしをご馳走になった。思わぬうなぎづくしの料理を堪能して帰路についた。
新幹線の中から息子に、今晩のファジアーノの応援に一緒に行こうって誘いのメールを入れる。家に戻り、慌ただしくファジカラーのTシャツと短パンに着替えたら、息子夫婦の迎えの車も到着した。さすがに僕のカミさんは、このうだるような暑さに「今日はやめとく」と賢明な撤退宣言。
前半にファジアーノが3ゴール。かわいい女性の売り子さんが売りにくる冷たいビールのおかわりを重ねながら、熱烈応援を続けた。
3-1で栃木を下し、ひさびさの勝利に気分よくスタジアムを後にする。家に戻り、少しだけ息子夫婦と試合の反省会という二次会。おかげで出張疲れもすっかりとれた。