スプリングエフェメラルたちが目を覚ます早春の森を歩いていて、シジュウカラやヤマガラさんたち、オイラがツツピー属と呼んでいるカラの仲間たちの高らかな囀りがあちこちから聴こえてくるときほど気分が高揚することはない。「ああ、ことしも春がきたんだなぁ」と。
二月もすでに後半だ。これから1週間は、いわゆる「寒の戻り」状態で予報は最高でも10℃を超えないが、三月に入って少し暖かな日がやってくると、今年もそういった高揚する場面が訪れるだろう。そうだ、そんな日にはウグイスさんもたどたどしい初鳴きを聴かせてくれるだろう。
西公園を歩いていたらそのシジュウカラさんの小グループがスズメさんの小グループが混在して、雪の混じった草むらを盛んに飛び歩いて何かをつついて探しているようだった。しばらく観察していても分からなかった。
撮って来た動画でも分からなかったが。何かをくわえた静止画が1枚あったので拡大してみたが、何やら草の芽のような物をくわえていた。それでもよく分からなかった。この時季、まだシジュウカラさんの大好物だという昆虫の幼虫類は出てきていないだろうから、柔らかな草の芽を頬張って代用しているのだろう。皆丸々太って食べ物の少ない冬をしのいできた風には見えない。(まてよ、スズメやシジュウカラをみていても痩せた奴なんていないよな。しかし、元気だよな。)
足みたいなのがぶら下がっているけど、虫じゃないよね。「ねえ、何食べてんの?」
国際センターのマンサクは、いま花盛り。マンサクは、寒の戻りにあっても開花をためらうことはないようだ。でも、羽虫たちはまだ凍えているだろうに。
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