沖縄県八重山郡竹富町にある西表島で毎年2月の連休に開催される日本最南端の「やまねこマラソン大会」は、土曜日に開催されるとあって、金曜日に休みさえ確保できれば比較的内地からも参加しやすい大会。
昼頃23kか10k走って、夕方からお刺身食べ放題的、芸能満載的パーティもあり、手厚いもてなしの沖縄県のマラソン大会でも五本指に入りそうなおすすめ大会であるが、翌日、日曜日は島でゆっくり遊んで、翌々日の月曜日に帰路に就くというのが、おすすめの日程である。23kが最長であるから、ダメージもそれほどでもなく、この3年間は、何人かで(昨年は悪天候で取りやめたが)島の最高峰古見岳に登って帰った。
今年は、オイラの八重山暮らし最後ということもあって、長年のラン仲間や地元の友人たちに声掛けして、島遊びの最高レベルと言っていい「西表島横断」を誘ったところオイラを入れて8人の物好きが集まってくれた。
ただし、オイラも入れて阿羅漢が、5名と高齢化しており、前日の23k走った後の、疲労と筋肉痛は昔のものとは異なる状況に達しているので、少し心配ではあったが、日曜日は皆元気な姿で横断をスタートしてくれた。時折、雨も降るが、涼しくて「絶好の横断日和」と思ってはいたが、カンピレーの滝付近の浦内川の水量は、これまで目にした水量の倍はあろうかと思われ、少し不安のまま、イタジキ川との合流点まで歩みを進めた。
そしてイタジキ川に行きつき、最初の目的である「マヤグスクの滝」を目指そうと川の流れをみたが「イタジキ川」も激流化しており「これはあかん、この川を渡れないと、横断ルートに行きつけない。せめて滝までも行ってくるか」と歩み始めたところ、二つのきっかけで、これもすぐに断念した。
先行していた、7、8人のカヤック連中に会ったので、滝までの状況を聞いたところ、「激流のためマヤグスクに行けず、引き返してきた」と答えてくれた。ほぼ同時に、仲間の一人が濡れた岩で滑り、転倒して左こめかみあたりを強打し、眼鏡からレンズがぬけ落ちるというアクシデントが発生。
すぐに、滝に行くことも中止し、昼飯を食ってスタートした軍艦岩の船着き場に戻ることを決定。2005年と2006年の八重山暮らし中に、何の支障もなく果たした西表島横断行は、13年後に、3度目にしてDNFと相成った。
「山は逃げない、またチャレンジしよう」とメンバーには語りかけたが、山は逃げなくても、阿羅漢野郎たちから「体力」は確実に逃げ去っていく。2年後には、古希を迎えるものもいる。「来年か、再来年のうちに、またやろう」といって解散した。
オイラは、来年内地に住むことになるが、安チケットや残っているマイルを使って来れないこともない。浦内川観光のお兄ちゃんに聞いたところ、チャーター船でも30分早い乗船しかできないと思っていたのは間違いで、プラス1万円で7時30分に船に乗せてもらうことが分かったのだし。
早速、FACEBOOKやLINEで「来年はやまねこ10k走ってダメージ防止をはかり、2時間早いスタートで余裕を持った再チャレンジしませんか」と「とりあえず」アナウンスしたところ、すぐに5名が「行きます」との反応。
一寸先は闇、明日のことだってわからないのに、1年後はさらに予測がつかない。この時期悪天が多く、また増水の可能性があるが、「とりあえず、あと1、2年」チャレンジの意思を共有しておきたい。

例年の倍以上ある水量のカンピレーの滝を行く。